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日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを — カンファレンス&ライブ複合型フェス「THE BIG PARADE」インタビュー

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日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを — カンファレンス&ライブ複合型フェス「THE BIG PARADE」インタビュー

日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを
国内外の音楽ビジネスキーパーソンとエッジィなアーティストが代官山に集結
カンファレンス&ライブの大型複合フェス「THE BIG PARADE」インタビュー

ユニバーサル ミュージック合同会社
デジタル事業開発部 本部長
THE BIG PARADE Co-founder
鈴木貴歩(すずき・たかゆき)

MTV Networks Japan株式会社
広告営業本部 本部長 兼 デジタルメディア事業本部 本部長
THE BIG PARADE Co-founder
牧野晃典(まきの・あきのり)

※写真左から、牧野氏、鈴木氏 (取材にあたって、特別にイベントTシャツを着て頂きました!)2014年08月29日前半掲載2014年09月09日後半掲載

 2014年9月13日、14日、15日の期間、東京・代官山エリアで音楽とテクノロジーの両軸を備えたカンファレンス&ライブの複合型フェスティバル「THE BIG PARADE 2014」が開催される。国内ではこの手のイベントが海外に比べなかなか定着してこなかったが、ITと音楽のクロスオーバーが加速していく中で、いよいよ日本にも”音楽 × テクノロジー”イベントの時代が到来しつつある。
 音楽のみならず、ソーシャル/次世代メディア、広告、スタートアップ、クリエイティブ、IT、メーカー等々、各方面からもキーパーソンを招き、音楽マーケットを本格的に動かすという意味合いも込められたこの「THE BIG PARADE」。イベント共同創設者であるユニバーサルミュージック鈴木氏とMTV JAPAN牧野氏に話を伺った。
(Jiro Honda)

※【NEW!】インタビュー後半

関連リンク:THE BIG PARADE 2014

音楽業界の中心から音楽を活性化させるイベントを

── THE BIG PARADE立ち上げの経緯というのは?

鈴木:音楽ビジネスをテーマにした見本市、カンファレンスイベントというのは、海外では、アメリカのSXSW、イギリスのThe Great Escape、ヨーロッパならMidem、そしてアジア地域のMUSIC MATTERSなどがあります。ですが、日本にはそこまでの規模のものが今までなかったので、日本の音楽業界の中心発で、国内の音楽を活性化させるイベントがあったらいいなと以前から考えていました。そういう時に、牧野さんも同様の意識をお持ちだったので、一緒にイベントをやりましょうと声をかけたのが始まりですね。

── やはりSXSWの影響はありますか?

鈴木:昨年SXSWに行ったときも、音楽ビジネスとITやスタートアップとの交流が盛んに行われていて、そういう動きが日本にも必要だと改めて感じました。

牧野:SXSWはイベントそのものがとにかく素晴らしいんですね。こんな良いイベントがなぜ日本に無いんだろうと単純に思いましたし。日本の音楽産業がもっと盛り上がる為にも、こういうイベントは必要だろうと。

── 鈴木さんも牧野さんも、海外と接点を持つお仕事をされていますね。

牧野:個人的には、MTV81を手がけていることは少なからず関係していると思います。その運営において、日本の音楽ビジネスが海外でどう捉えられているかというのは否が応でも実感しますし、昨今、アジアの音楽が世界に出て行っている中で、日本の素晴らしい音楽ももっともっと海外に発信していきたいと感じています。

鈴木:私も外資系のレコード会社にいるので、日々海外の情報に接しているのですが、業界の中でもポジションによっては世界の動きに接することが少ない場合もあると思うので、日本の業界の方々が良い意味で足並みを揃えて、海外の状況などを共有する機会や場は必要だと感じています。

▲音楽ビジネスに関連した広告やクリエーション、ソーシャルメディアの第一人者も招き、次世代のビジョンを発信するという。

他の業界で起きていることを音楽業界でも

── このイベントを通して、どういう事を伝えていきたいですか?

鈴木:国内外の音楽ビジネスに関してはもちろん、IT業界やスタートアップ周辺の知識も共有できたり、他の業界の様々な人と出会える場にしたいです。音楽業界とITやスタートアップビジネスの双方向の交流も期待しています。

 ▲鈴木氏 とはいえ、私は自分が今いる会社の立場から「こうした方がいいですよ」と考えてやっている訳では全く無く、THE BIG PARADEのような場をつくることによって、情報や人が繋がり、音楽を活性化させる動きが自然発生的に起きることを願っています。

 広告業界のデジタルのイベントに何度か参加させていただいたことがあるのですが、そこにいらっしゃった方々が繋がることによって新しいビジネスが産まれ、広告業界が動くのを目の当たりにしました。今年、アドテクノロジー系イベント発のサービスのIPOも相次いでいます。そこには色々な要素があるかもしれませんが、そうしたイベントが一つのきっかけにはなっていると思います。

── なるほど。その形を音楽でも作れないかと。

鈴木:音楽フェスやイベントなど、”場”がとてもパワーを持つ時代になっていますよね。音楽のビジネス面においてもそういう”場”を作ることによって、みなさんに何かしらのインスピレーションを得て頂ければと。

牧野:私はメディアの人間なので、今鈴木さんが仰ったことや伝えたいことをきちんとメディアの立場から届けていきたいですね。

▲牧野氏 あと、やはりあくまで音楽というエンターテインメントのイベントなので、難しいセミナーがいくつも並んでいるような印象ではなく、どちらかというと”楽しいお祭り”にしたいんですよ。会場に来て頂いて、ここで我々が今話していることが、”あぁ、こういうことだったんだね”と納得いただけるような雰囲気を出していくというか。ビジネスのイベントであると共に、楽しいお祭り、フェスでもあるんですよ。代官山の氷川神社の本当のお祭りともコラボレーションしていますし、このイベントの名前自体が”パレード”ですからね。

── ちなみに、この名前の由来というのは?

鈴木:SXSWもThe Great Escapeも、それぞれイベント名が映画の題名からインスパイアされているんですね。ヒッチコック監督の”North by Northwest(北北西に進路を取れ)”をもじっていたり、スティーブ・マックイーン主演の”The Great Escape(大脱走)”からだったり。なので、我々もそれにあやかって、1920年代のサイレントムービー”THE BIG PARADE(ビッグ・パレード)”をイベント名にしました(笑)。

▲THE BIG PARADEロゴマーク

アーティスト自らが音楽ビジネスについて語る貴重な機会

日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを — カンファレンス&ライブ複合型フェス「THE BIG PARADE」インタビュー(2/4)

日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを
国内外の音楽ビジネスキーパーソンとエッジィなアーティストが代官山に集結
カンファレンス&ライブの大型複合フェス「THE BIG PARADE」インタビュー

アーティスト自らが音楽ビジネスについて語る貴重な機会

—— 規模感は当初からこれぐらいを予定していたのでしょうか?

牧野:一度SXSWに行ってあの雰囲気を味わうと同じ規模を目指したくなるんですよね(笑)。最初はもっと大規模にして5日間やろうとか。ただ実際にはやっぱり諸々ハードルもありまして、まず初回としては今ぐらいに落ち着きました。

鈴木:日本だと色々な条件もあって、SXSWとまったく同じものはできないかもしれませんが、日本ならではのやり方と形があると思うんですね。なので、日本なりの状況の上で、その場からビジネスが産まれたり、街をみんなで楽しむといった本場の雰囲気は実現できればと思います。


▲毎年多くの人に影響を与え続けているSXSW

—— 内容はトークカンファレンスから、ショーケースライブ、クラブイベントまで盛りだくさんです。

牧野:どれも自信を持ってお届けできるコンテンツになっていると思いますが、やはり、まず佐野元春さんと小室哲哉さんのキーノートスピーチは注目ですね。SXSWでは、アーティストが自分の音楽ビジネス観を自分の言葉で語るのは当たり前のことなのですが、日本にはその機会が今まで作れて来なかったのではないかと思います。なので、素晴らしいキャリアをお持ちのアーティストの方が自ら音楽ビジネスについて語るという貴重な機会になると思います。

▲佐野元春は9月13日、小室哲哉は9月14日にキーノートスピーチを行う

 また、ユニバーサルミュージックグループでデジタルを統括しているRob Wellsさんや、Billboard本社のチャートディレクターであるSilvio Pietroluongoさんなど、海外からのスピーカーもこのフェスで目指したかったところです。

▲世界最大のレコード会社のデジタルを統括するRob Wells

鈴木:m-floのTakuさんがやっているblock.fmとコラボしたクラブパーティーや、サブカル系イベントの電刃 / DENPA!!!のライブコンテンツもあります。こうやって、業界のコンテンツホルダーの方々が能動的に関わって頂いている部分もポイントだと思います。

▲ダンスミュージックの総合情報サイトである「block.fm」、”次世代ファンタジー”と評されるモンスタ ーイベント「電刃 / DENPA!!!」

スタートアップはバンドに似ている

—— 音楽配信サービス各社が協賛していたり、各方面の企業さんが協力されていますね。

鈴木:レコードメーカーやプロダクション、レコード協会の外郭団体であるPROMIC(一般財団法人音楽産業・文化振興財団)、シンク・ミュージック・ジャパンMTVなど音楽関係をはじめ、デジタルガレージカルチュア・コンビニエンス・クラブAirbnbUberメディアジーンなどにご協力いただいています。多種多様な座組になっているので、本格的に音楽マーケットを動かすという意味合いもきちんと込めることができました。

—— さらにIVSとのコラボレーションというのはユニークですよね。

鈴木:アドテクノロジー界隈やスタートアップビジネスは、昨今すごく盛り上がっているので、その流れと音楽ビジネスをつなげるのというのは意識しましたね。ITやスタートアップ、広告関係のみなさんにはもともと音楽好きな方が沢山いらっしゃいますし、日本においてスタートアップと音楽業界がコラボレーションできる可能性は今よりもっとあると感じています。


Infinity Ventures Summit (IVS)は日本を代表するベンチャー企業カンファレンスとして知られている

 個人的には、スタートアップってバンドに似てると思うんです。バンドのヴォーカル、ギター、ベース、ドラムが、スタートアップだったらCEO、CFO、エンジニア、マーケティングだったりで、みんなで協力しあってサービスを作る。それは、バンドでいったら楽曲やアルバムを作り上げることで。今スタートアップにお金と注目が集まって勢いがあるムーブメントは、音楽でいったらバンドブームかなと。バンドとスタートアップが似たもの同士なら、ビジネスの相性もきっと良いだろうなと思うんですよね。

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日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを — カンファレンス&ライブ複合型フェス「THE BIG PARADE」インタビュー(3/4)

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カンファレンス&ライブの大型複合フェス「THE BIG PARADE」インタビュー 後半

アナログな実感を経て

—— こういうエッジの効いたイベントを仕掛けるお二人が、どういう音楽的バックグラウンドをお持ちなのか興味があるのですが。

鈴木:私の場合は、小学生の時に聴いた80年代の洋楽が原体験ですね。そこから色んなジャンルを聴くようになるんですけど、大学生の時にはオルタナやグランジのムーブメントに影響を受けて、自分でもバンドをやっていました。海外アーティストの来日公演をサポートしたり、インディーズでCDをリリースしたり。

—— 本格的にやってらっしゃったんですね。バンドは社会人になってからも続けられていたんですか?

鈴木:少しはやってはいましたけど、大学の時ほどではなくなりましたね。音楽の趣味自体は幅広くて、ダンスミュージックとかも普通に好きです。

—— 牧野さんはどうですか?

牧野:僕はどっちかといえば流されやすいタイプで(笑)。洋邦問わず、良い意味でヒット曲こそ全てみたいなところがあって、その時代の流行を聴いてきた感じでしょうか。

——今まで観たライブで特に印象に残っているものを挙げるとすれば?

鈴木:僕の場合は、中野サンプラザでのガンズ・アンド・ローゼズの初来日、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの初来日、あとクラブチッタ川崎で観たニルヴァーナかなぁ。カート・コバーンが、ヘロヘロで悪態つきながらステージを去って行ったのを覚えてます(笑)。

牧野:それは貴重な体験だね(笑)。僕は、初期から今も観続けているU2とフジロックでのニール・ヤング、武道館でやったカヴァデール・ペイジ、渋谷クラブクアトロで観たオアシスの初来日ですかね。

鈴木:よく考えると、ネットがない当時にそういう来日情報とかライブの様子とか、僕らどこで入手してたんですかね?何かもう全然思い出せないんですけど(笑)。

牧野:雑誌とか、クチコミ、レコードショップの店貼りフライヤーとかだった気がしますよ。

スマホ時代「日本流イノベーション」

—— 以前はネットで音楽を聴くという概念も無くて、情報伝達もそういうアナログだったじゃないですか。その当時からすると、今はずいぶん違う状況になりましたが、デジタルと音楽を巡る現状について、そこを専門にされている鈴木さんはどのように考えられていますか?

鈴木:スマートフォンの登場によってエンターテイメントをはじめ消費行動の様式や情報へのアクセス方法が変化しましたよね。音楽でいうと、その前のガラケー時代においては、着うたや着うたフルなどで上手く時代の波に乗りました。さらにビジネスやマーケットの面だけではなく、弊社でいうとGReeeeNや青山テルマなどのように、新しいアーテイストの形やヒット曲が産まれました。国内の音楽はスマホ時代の波にまだうまく乗れていない状況だと思います。

—— それはどうしてでしょう?

鈴木:YouTubeで手軽に音楽を楽しむスタイルや、ソーシャルゲームの流行、SNSや新しいコミュニケーションツールの発達によりコミュニケーションすること自体がエンタメになったことなど、それこそ様々な事が関係していると思います。音楽の楽しみ方自体も変化しましたよね。

—— 確かに、一日の中でエンタメに使える可処分時間は限られています。

鈴木:ですので、ユーザーにはスマホ時代に即した音楽の楽しみ方というものを改めて提案し、アーティストに対してもきちんと対価が還元されるという、新たなエコシステムが必要とされる状況になっていると思います。その事例のひとつが海外ではSpotifyのようなサービスで、Spotifyはスマホ時代に即したモデルを作り上げ、今も世界で成長しています。

 ただ、日本ではまだCDが売れていますし、洗練された流通もあり、パッケージプロダクトのクオリティも高い。フィジカルな特典に高い付加価値を見出しているファンも多く存在しています。従って、Spotifyのモデルをそのまま移植すれば全てが解決するかというと、そういう話ではないと思います。日本のマーケットにあった変化が必要です。THE BIG PARADEではそういった日本流のイノベーションをみんなで考えていきたいですし、日本流イノベーションの発射台になるような場を目指します。

「音楽エコシステム」俯瞰視点で

日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを — カンファレンス&ライブ複合型フェス「THE BIG PARADE」インタビュー(4/4)

日本にもSXSWやMIDEMのようなイベントを
国内外の音楽ビジネスキーパーソンとエッジィなアーティストが代官山に集結
カンファレンス&ライブの大型複合フェス「THE BIG PARADE」インタビュー 後半

「音楽エコシステム」俯瞰視点で

—— パッケージのプレゼンスがどんどん下がっていることは、一般の方でも普通に意識する状況になっています。

鈴木:ともすると「音楽を伝える/届ける方法はこれが最も良い」みたいな議論に陥りがちなのですが、例えばストリーミングというのもあくまでテクノロジーのひとつにすぎないんですよね。そういう方法論ではなく、全体を俯瞰したクラウド時代の視点で、「音楽の楽しみ方」や「エコシステム構築」に目を向けたほうが良い時期に来ています。

 ただ我々も音楽産業に携わっている人間なので、音楽の市場を成長トレンドにしていかなければならないというのは、大前提として意識はしています。

—— 海外で起きたようなドラスティックな変化ではなく、やはり緩やかな移行が予想されますね。

鈴木:現在CDというプロダクトに価値を見出しているファンが、ストリーミング等の新しいサービスに一斉に移行するというようなことは起こらないと考えています。

 ストリーミングにおいてでさえも、海外各国で主流となっているサービスはそれぞれ違います。それは各国の文化や市場性を反映しているからだと思うので、国内でも、日本ならではのカタチになっていくのではないでしょうか。

——関係者の間では、国内の状況がどう動いていくのか、静観、あるいは牽制しあっていような雰囲気を感じますが。

鈴木:海外の状況をケーススタディとしつつ、日本流のイノベーションは遅かれ早かれ起きると思います。なので、そこに向けて、とにかくまずは情報・知識をみんなで共有して勉強しませんか、という場がTHE BIG PARADEです。私自身も純粋に話を聞きたいスピーカーの方々が出演されますし、勉強させていただきたいと思っています。繰り返しになりますが、一方的に「こうしましょう」ではなく、「みんなで一緒に考える」ということなんですね。このイベントに関しては収益を主体に考えるというよりは”場”をつくることに専念しています。

▲会場は7つの「街回遊スタイル」

日本評価上向き、今こそ共有/シェア

——牧野さんは日本に対する海外からの評価を日々感じるポジションにいらっしゃいますが、最近のトレンドはどうですか?

牧野:最近、海外からの日本のアーティストに対する注目度がすごく上がっているんですね。昨年から今年にかけて、日本の文化や音楽を取り巻く雰囲気が変わりました。以前は、「ガラパゴス」といったワードで日本を揶揄するような論調が目立っていたのですが、最近日本カルチャーへの評価が目に見えてポジティブになってきているんですよ。例えば日本人がCDを買うことに関して、外国の方はもう不思議がらないですからね。逆に、アートワークや特典などの付加価値を独自のビジネスモデルとして評価する流れにすらなっている。

 今まで国内アーティストのみなさんがコツコツと育ててきたものが、去年から今年にかけて、海外に向かって開花してきているのがアジアのMTVのスタッフとかと話していると実感します。

鈴木:あと、最近だとネットを通じて海外の反応が可視化されるようになりましたしね。アーティストも自分達が海外でどう評価されているか分かるようになりました。海外を意識して活動していなかったとしても、海外から注目されているの再認識して、活動の幅を拡げるといったことも起きています。

—— この頃だとBABYMETALなどが良い例ですよね。

牧野:彼女達もブレてないですよね。日本からのそのままを海外でもやって、それが受け入れられている。音楽ビジネスでも同じ事が言えて、このイベントで登壇いただく、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤社長やアソビシステムの中川社長も、プロダクツやアーティストはもちろん、彼ら自身がまずブレていないんです。海外に「受け入れて貰おう」ではなく、彼らが今まで一生懸命信じてやってきたことが今「受け入れられている」んですよね。自らを信じて真っ直ぐやってきた価値観が、国際的に評価される流れになっている。

—— そういう時流の変化もあわせて、このイベントはタイムリーですね。

牧野:改めて考えると色々なことがシンクロしているんですよね。ただ、このイベントで伝えたいことを広く認識していただくのはやはり大変なことなので、我々自身も今後ブレずにやらなければなりません。ブレずに毎年続けていくつもりです。

—— こういう「音楽プラスアルファ」のイベントも増えてきました。

牧野:音楽にまつわる問題意識が、日本でもようやくオモテに出てくるようになったからだと思います。他のイベントも大きな方向性では同じだと思うので、全体で知識や情報を共有・シェアするようになれば面白いと思います。

—— 最後に、イベントにはどういった方に足を運んで欲しいですか?

鈴木:もちろん幅広く様々な人に来ていただきたいのですが、特に音楽業界の方々、それこそMusicman-NETを日々チェックされているような業界の方に来ていただきたいです。SXSWも、今や色々な人がこぞって行きたがるようなイベントになっているので、そんな雰囲気になればいいなと。

牧野:きっと満足いただける素晴らしいアーティストやスピーカーの方々が出演します。まずは仕事上の視察という形でもいいので、ぜひ来て体感してください。

 いよいよ今週末にせまった「THE BIG PARADE」。タイムテーブルも公開され、最終ラインナップも発表されました。チケットも各種揃っており、都合にあわせて楽しむことができます。1日パスでトークセッションからショーケースライブ、クラブイベントまで一気に楽しむのもあり、トークやライブをそれぞれ体感することも可能。
 各種メディアを賑わし、業界関係者も大いに注目している「音楽 × テクノロジー」の祭典。ここから音楽に関する新しい「何か」が産まれる雰囲気が早くも色濃く漂っています。関係者はもちろん、少しでも興味のある方も、最先端のムーブメントを味わってみてはいかがでしょうか。

THE BIG PARADE オフィシャルサイト

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