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『マッドマックス』最新作がトム・ハーディ主演で来夏公開 「メル・ギブソンはどこへ?」という疑問を3分で解説

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1980年代のポップカルチャーに大きな影響を与え、日本でも人気マンガ『北斗の拳』が多大な影響を受けたと言われている映画『マッドマックス』。その最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題:『Mad Max: Fury Road』)が、2015年夏に日本公開されることが決定しました。シリーズ作品が製作されるのは、1985年公開の『マッドマックス/サンダードーム』以来4作目。シリーズの創始者であり、すべての監督と脚本を務めるジョージ・ミラーがメガホンを取った一方で、主人公の警官マックスを演じるのは、シリーズおなじみのメル・ギブソンから、『ダークナイト ライジング』で悪役ベインを演じたトム・ハーディにバトンタッチ。このことで、「続編なの? リブート(作り直し)なの?」と、公開前から話題を集めています。

本日解禁となった場面写真は、トム・ハーディ演じる主人公のマックスが大爆発から飛びだしてくる、まさに『マッドマックス』の世界観そのものを1枚に凝縮したシーン。近未来の荒廃した世界を舞台に、あの過激なアクションが再び繰り広げられることを、今から楽しみに待ちたいと思います。

なんでメル・ギブソンが主演じゃないの?

『マッドマックス』は、1979年、ジョージ・ミラー監督が当時無名のメル・ギブソンを主演に迎え、低予算でありながらも改造車をふんだんに使い、一躍カーアクション映画の金字塔となりました。同時に、世の中で知る人はいなかったメル・ギブソンを一気にスターダムに押し上げ、メル・ギブソンの出演作として必ず名前が挙がる映画のひとつです。

最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、実は10年ほど前からその製作が公表されていました。しかし、撮影地の情勢不安や経済的理由などからたびたび撮影が延期となり、その完成に至るまでには難産を極めました。当初は当然のごとくメル・ギブソンが主演を務める予定でしたが、たび重なる企画延期に嫌気をさしてしまい、降板してしまったと言われています。そうして、新たにトム・ハーディを主演に迎えて新生『マッドマックス』が撮影される中、メル・ギブソンは別の話題で全米の注目を集めていました……。

メル・ギブソンは全米の嫌われ者?

メル・ギブソンはアルコールでの失敗が多いことで有名で、どこかの政治家よろしく、これまで何度も失言によるバッシングを受けてきました。最も大問題となったのが、2006年の出来事。酒に酔った状態で車を運転して警官に捕まったメル・ギブソンは、その警官に対して明らかに反ユダヤ的な差別発言をしてしまいます。その内容がすべて録音されていたことで、発言はすぐに全米へと広がりました。さらに、現場に居合わせた女性警官に対しても女性蔑視と受け取られる発言をしており、世の中の約半分を占める女性たちからも嫌われ者に。

加えて、メル・ギブソンとの間に7人の子どもを持つ奥さんとも2011年に離婚。その間、ロシア人の女性ピアニストに自分の子どもを産ませていたメル・ギブソンは、その女性に対して暴力をふるい、彼女への暴言が録音されたテープが流出してしまったことで、またもや警察のお世話に。テープには黒人への差別的発言が含まれていたことで、自身の敵をさらに増やしました。これをキッカケに、業界最大手のタレント・エージェンシーとも契約を切られてしまい八方塞がりに。というか、ここまできたら、もう味方はいないのでは……。

余談ですが、メル・ギブンソンは熱心なカトリック教徒でありながら、その総本山であるバチカンとも対立し、自身が司祭を務める教会を自宅に持つという変わり者。何かにつけて、かなりぶっ飛んでいます。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にとっては、メル・ギブソンを主演に迎えなかったことが、吉とでるのか凶とでるのか。何となく想像がつきますよね?

『エクスペンダブルズ』最新作では大活躍!

映画監督や脚本家としての才能もあり、俳優業も完全にハリウッドから干されたとは言えない状況で近年も活動を続けてきたメル・ギブソン。そんな彼が、シルベスター・スタローンの同情を買い(?)、11月1日(土)から日本公開となる超大作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』では重要な役柄で出演を果たしています。演じるのは、元エクスペンダブルズの立ち上げメンバーでありながら、現在はダークサイドに堕ちてしまった最強の敵。全米の嫌われ者が、エクスペンダブルズにやっつけられる、というワケですね。スタローンよ、ナイスキャスティング! 先日行われた『エクスペンダブルズ3』のロサンゼルスプレミアでは、「今はまだ言えないが、温めている企画はあるんだ」と監督としての新作披露が近いことを匂わせていました。悪いヤツだけど、どこか憎めないメル・ギブソン。いろいろと過去を掘り起こして書いちゃったけど、実はずっと応援しているから、これからも活躍に期待してるよ!

(c) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

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記者:

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

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