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高須院長「参議院を廃止して有識者による貴族院を作るべき」

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 7月の参院選で圧勝した自民党。これまでのねじれ国会を解消し、次の参院選まで3年間の「安定政権」を確立することとなった。人気シリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」では、前回の衆院選では、某党から出馬のオファーもあったという高須クリニック・高須克弥院長が、今回の結果を受けて、「参議院」について自由に語る!

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──さて、夏の参院選は自民党の圧勝という結果で、今後3年間の“安定政権”が築かれました。

高須:ねじれ国会のほうがよかったとはいわないけど、やっぱり自民党・公明党に対する歯止めが効かなくなっちゃうよね。そう考えると、参議院の存在価値がほとんどなくなっちゃったっていう気もするんだよ。まあでも、そもそも今は衆議院も参議院も選挙制度に大きな違いはないし、なるべくしてなった結果なのかもしれないね。

 たとえば「地方選挙区は衆議院、参議院は全国区の比例代表だけ」とか、選挙制度にそれくらいの違いがあれば、もっと別の結果になったんだろうけど。

──かつて参議院では地方区と全国区での選挙が行われてましたよね(1980年まで。その後、全国区は比例代表制に変更)。一方、衆議院は中選挙区のみだったのが、1994年から小選挙区比例代表並立制になりました。

高須:そうそう、昔のほうが衆議院と参議院の差別化ができてたんだよ。だけど、選挙システムが変わっちゃって、同じようなものになった。法律っていうのは、どんどん進化しているように思えるけど、実は退化してるっていうことも珍しくないんだよね。日本の選挙制度は、まさにそれ。退化してる。

──なるほど。たしかに、現状では二院制の意味がよくわからないですね。

高須:もう差別化できないんだから、参議院なんか廃止しちゃえばいいんだよ。衆議院で落選した人が、参議院で返り咲くとか、そういうのもおかしい。でもどうしても二院制じゃなきゃダメっていうんなら、貴族院を復活させたほうがいいよ。

──貴族院ですか。戦前に戻っちゃう感じですね。

高須:貴族院っていうとちょっと違うのかもしれないな。元老院っていったほうがいいのかな。つまり、庶民の代表としての議院ではなく、まったく欲得に絡まない人たちで議院を作るっていうのがいいと思う。

 たとえば、ノーベル賞受賞者とか、文化勲章受章者とか、あとは芥川賞・直木賞受賞者でもいい。世間的に「この人は、間違いなく“有識者”だ」って認められるような人を選んで、国会で議論してもらう。国民が選挙で選んだ人っていうのは、地域の利益に直接絡んでくる人であって、いろいろと利害関係で動いちゃうわけだよ。でも、誰もが認める“有識者”だったら、そういう個人的な利害関係は無視して、本当の意味で“国のため”になる法律を作れると思うんだよね。

 とはいっても、結局その“有識者”をどう選ぶかっていう問題もあるんだけどね。そこで普通に選挙をしちゃったら、今までと変わらなくなっちゃうな(笑い)。タレント候補ばかりになったりしてね。

──そこが難しいところですよね。かといって、選挙なしで選ぶっていうのも難しいと思うし…。

高須:まあ、思い切って選挙なしで選んでもいいじゃない? とりあえず、ノーベル賞受賞者2人と、東大の教授2人、あと人間国宝何人かと、直木賞作家1人、芥川賞作家1人、国民栄誉賞を受賞したスポーツ選手も1人…みたいな感じで、ササッと選んじゃってね(笑い)。さすがに適当すぎるけど、実はそれくらいの変化が必要かもよ。

 あと、これは完全にぼく個人の勝手な意見だけど、参議院選挙には一定以上の高額納税者じゃないと立候補できないっていうのはどうだろうか。富裕層の参議院と庶民の衆議院で議論すれば、バランスが取れるでしょ。世の中には、庶民とお金持ちがいるわけで、どちらかだけを優遇するのはおかしい。もし富裕層ばかりを優遇したら、そりゃあもちろん庶民から文句が出てくるだろうし、逆に庶民ばかりを優遇して、富裕層を冷遇していたら、「お金持ちになったほうが損する…」ってなっちゃうでしょ。それはちょっと夢がないよね。そうならないためにも、“高額納税者の参議院”を作ってバランスを取るっていうのもいいと思うんだけどな…。さすがに、ムリかな、これは(笑い)。

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 その存在価値が問われている参議院について、持論を展開した高須院長。もし新たな「貴族院」が誕生したあかつきには、是非とも高須院長にも議員になっていただきたい!

【プロフィール】

高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。


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