ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

“逆立ち”は本当に健康にいいの?

DATE:
  • ガジェット通信を≫

昔からよく聞く健康法の1つに、「逆立ち健康法」がある。毎日一定時間、逆立ちの状態を維持することで健やかになるというものだ。

【画像や図表を見る】

たしかに、逆立ちは特別な道具のいらない手軽なフィットネスとも考えられるし、健康増進に寄与するなら、ぜひ日課に取り入れたいところ。調べてみると、逆立ちには甲状腺ホルモンの生成を活性化する…なんて作用もあると、まことしやかに噂されている。

逆立ち健康法の真偽について、新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「たとえば30秒間とか、ごく短時間の逆立ちにかぎっていえば、おっしゃるようにフィットネス効果は得られるでしょうけど、医学的にはそれ以外の理由で健康にいいという根拠はまったくありません。甲状腺ホルモンの生成が促されるというのも、完全なる都市伝説でしょう。もしこれが本当なら、逆立ちはやりすぎると甲状腺ホルモンを過剰分泌につながり、甲状腺機能亢進症といった健康上のリスクを発生させることにもなりかねません」

逆に、甲状腺機能低下症などに悩む患者を逆立ちによって治療するような試みも、現代医療には一切存在していないと須田先生は語る。

「あくまで健康効果が得られるとしたら、短時間の逆立ちにかぎってのこと。中世には“逆さ磔(はりつけ)”という拷問も存在したくらいですから、長時間の逆立ちはあまりお勧めできません。人間の体は本来、高い位置にある頭部に血液を送り込むために、自律神経や心臓が頑張っているわけですから、その定位置が変わることに好影響があるとは思えません。くれぐれも、やりすぎには気をつけていただきたいですね」

どうやら逆立ちが健康にいいというのは、医学的根拠に乏しい風説だったようだ。
(友清 哲)
(R25編集部)

“逆立ち”は本当に健康にいいの?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

関連記事リンク(外部サイト)

身体にまつわる都市伝説の過去記事一覧
「皮膚呼吸できずに窒息死」の真偽
肩こり対策に筋トレは逆効果!?
コンタクト着けっぱなしは目の毒?
「恐怖で失禁」は都市伝説だった?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP