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中高年を襲う「人生のバテ」予防に肉食べ元気になろうと医師

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 暑さに夏バテ気味の人も多いだろうが、子どもたちは元気に走り回っている。加齢によるバテの差は歴然だが、中高年に特有の人生のバテも防ぎたいものだ。ベストセラー『がんばらない』著者で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏がすすめる、人生のバテを防ぐ方法を紹介する。

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 夏バテに加えて中高年になってくると、人生のバテも問題になってくる。人は40歳を超えた頃から、疲労感がひどくなり、生活習慣病にもなりやすい。動脈硬化を起こし、細胞が傷ついてガンのリスクも高くなってくる。こういった中年期に襲ってくる人生のバテをどう防ぐか。僕が実践している方法を書き出してみる。

●ポリフェノールを摂る

 赤ワイン、茶、リンゴ、ブルーベリー、ゴマなどに含まれるポリフェノールには、コレステロールを下げ、高血圧を予防する効果があるといわれている。

 長野県は男女ともに日本一の平均寿命を誇るが、これは野菜の摂取量が日本一になったことによるものだと僕は考えている。ただ、サラダだけでは大量の野菜を摂れない。サラダの代わりに温野菜にすれば、かなりの量を食べられる。

 僕の一日は、野菜ジュースから始まる。ゴマときなこ、ヨーグルトと少量の牛乳を入れ、家にある野菜と、ときにはバナナやリンゴを入れてミキサーにかける。朝ご飯は、このジュースと果物にひと切れのチーズというのが定番だ。

 昼になると、温野菜入りうどん。冷蔵庫にある野菜を鍋に入れ、少量の湯で蒸しておく。うどんは2分の1玉で充分。だしは、スーパーで買っためんつゆを希釈し、そこにすりゴマを山のように入れる。テーブルにうどんの鍋と温野菜の鍋をどんとおいて、このゴマダレで食べるのである。これでポリフェノールが大量に摂れる。

 抗酸化力のある野菜をたくさん食べることで血管性の病気が減りガンの発症も抑えられる。長寿県長野の秘密はここにあるのだ。

●「副交感神経の時間」を作る

 人生を生きていくうえで、ストレスのダメージは避けられない。猛烈ビジネスマンとして闘っていると、交感神経が過緊張の状態になる。血圧が上がり循環も悪くなる。そして脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がるというわけだ。

 そのため、「副交感神経の時間」を作ることが必要だ。

 38度くらいのぬるめのお風呂にやや長い時間入る。1日に1回は、ゆったりとした音楽を聴いてみる。また通常の速さの3分の1くらいのスピードでラジオ体操をする。忙しいときには深呼吸だけでもいい。息をゆっくりするだけで、副交感神経が優位になる時間を持てるのだ。

 副交感神経が刺激されれば、血管は拡張し、血圧が下がり、循環もよくなる。リンパ球も増えるので、免疫力も上がる。

 最近注目されているのは“涙活”だ。泣くことで、副交感神経のスイッチがはいることを利用するものでこれもおすすめだ。感動して泣ける小説を読む。映画を観るのもいい。

●草食系から肉食系になろう

 このところ健康オタクの間で粗食がいいだの、1日1食の食事をする飢餓療法など、少しいびつな健康法がはやっている。魚をたくさん食べると血液がサラサラになることは分かっている。しかし気力が出て多幸感をもたらすのは、やはり肉。

 幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの成分は、トリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸。肉、チーズ、赤身の魚に多く入っている。

 日本人はカロリーを制限さえすれば健康になると信じてきた。でもそれは迷信だ。肉を食べて元気になろう。

※週刊ポスト2014年8月29日号


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