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『艦これ』から読み解くミッドウェー海戦

8月8日、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん ~艦これ~』で、期間限定イベントであるAL作戦とMI作戦が開催されました。

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艦隊これくしょん~艦これ~

これはそれぞれ太平洋戦争におけるアリューシャン列島攻撃とミッドウェー島攻撃をモデルにしたものです。

艦隊これくしょん AL作戦1

数ある太平洋戦争の海戦の中でも、様々な説が大量に入り乱れているのが、昭和17年6月に発生したミッドウェー海戦であると言えるでしょう。本稿では、それら諸説を参照しながら、ミッドウェー海戦が『艦これ』や映像作品でどう描かれたかを見ていきたいと思います。

尚、本稿の主眼は、『艦これ』及び映像作品でミッドウェー海戦がどう描かれたかを探ることにありますので、この点を御理解戴ければ幸いです。また、私もまだまだ不勉強な点があることを事前にお詫びしておきます。

太平洋戦争で立案されたミッドウェー作戦の概略は以下の通りです。

・空母隼鷹、龍驤を基幹とする第四航空戦隊(角田機動部隊)がアリューシャン列島を攻撃して陽動作戦を行う。

・第一航空艦隊(いわゆる南雲機動部隊。空母赤城、加賀、飛龍、蒼龍、重巡洋艦利根、筑摩、戦艦榛名、霧島、軽巡洋艦長良など)がミッドウェー島を空襲して同島基地の戦闘能力を奪い、誘い出された米空母を叩く。

・後から来た、戦艦大和を中心とする主力部隊が米艦隊にとどめを刺し、陸上兵力がミッドウェー島を占領する。

『艦これ』の期間限定イベントでも、まずは“北方AL海域”に出撃し、同海域クリア後に“MI諸島”に出撃する流れとなっています。『艦これ』公式ツイッターアカウント(@KanColle_STAFF)によればAL作戦は『北方AL海域へ進出せよ!』『陽動作戦!北方港湾を叩け!』の2つのステージによって構成されています。

そして作戦開始時にはゲーム画面に

「提督、AL作戦が発動されました。軽空母を基幹とした機動部隊を編成、AL方面への陽動作戦を敢行してください。

という説明文が表示されます。

艦隊これくしょん AL作戦2

同ツイッターによれば「それぞれの作戦に出撃した艦娘(引用者註・艦船を擬人化したキャラクター)は、別正面の作戦には投入できません」とのことで、つまり、北方AL海域に出撃した艦娘はMI諸島に出撃できないし、逆もまた然りということです。

MI諸島に出撃する艦隊については、同ツイッターから引用致しますと、

「機動部隊本隊 (略)航空母艦が2隻以上必要です(最大4隻まで)。また同艦隊には空母兵力の直衛艦として、戦艦や航空戦艦などの大型艦も最大2隻まで編成に組み込むことが可能です。

「随伴護衛艦隊 (略)軽巡1隻及び多数の駆逐艦で構成される水雷戦隊で構成されます。火力支援や索敵の眼として、重巡洋艦や航空巡洋艦を最大2隻まで組み込むことも可能です。

とのことで、史実のミッドウェー海戦における南雲機動部隊(上記参照)の編成と一致しています。

さて、『艦これ』に登場したミッドウェー海戦由来の台詞を見てみましょう。以下の台詞は、今回の期間限定イベントとは関係なく、以前から艦娘が戦闘中に言っていた台詞です。

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