MACO、大原櫻子、新人女性シンガーに本格ブレイクの兆し FaRao 7月音楽ストリーミングランキング

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音楽ストリーミングランキングとは、聴き放題インターネットラジオ「FaRao」で1ヵ月間に再生された曲の、再生回数、Good回数、Bad回数を独自の集計で計算したチャート。CD売上枚数やダウンロードのランキングとは一線を画した、ユーザーが直観的に、本当に良い曲だと感じている曲がわかるランキングである。

MACO (okmusic UP's)

聴き放題インターネットラジオFaRaoが、音楽ストリーミングランキングの7月度TOP20を発表した。邦楽部門はMACOの「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~We Are Never Ever Getting Back Together (Japanese Ver.)」が、洋楽部門はジャック・ジョンソンの「ユー・アンド・ユア・ハート」が、それぞれ1位を獲得した。

この「音楽ストリーミングランキング」とは、ユーザーが「Good」「Bad」を選択することで自分好みの音楽チャンネルが作れるFaRaoにて、再生された曲の「Good」率と「Bad」率を集計、再生回数に加味して独自の計算で算出した月間チャート。つまり、ユーザーが直感で「いい曲!」と思った曲がわかるランキングとなっている。

7月度の邦楽チャートは、MACO、大原櫻子と新人女性シンガーが1位、2位を独占。どちらも2013年末から2014年にかけて徐々に話題を集めてきたニューカマーだが、ここにきて、いよいよ本格ブレイクの兆しを見せている。

1位となったMACOは、“SNS世代の歌姫”として注目を集める現在23歳、北海道出身のシンガーソングライター。ブレイクのきっかけは、YouTubeで発表してきた洋楽ヒット曲の日本語カバーだ。彼女の公式YouTubeチャンネル「MACO_CHANNEL」は開設から7ヶ月で、総再生回数が遂に1000万回を突破。チャンネル登録者数は10万人に届く勢いとなっている。

なかでも一番人気となっているのが、ランキングでも1位になった「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~We Are Never Ever Getting Back Together (Japanese Ver.)」。5月に配信リリースとなったメジャーデビューシングルのこの曲は、テイラー・スウィフトのカバー。6月には来日したテイラー・スウィフトと感動の対面を果たし、7月にはこの曲を収録したメジャーデビュー・ミニアルバム『23』がリリースされるなど、注目はさらに拡大。FaRaoの月間ストリーミングランキングでも、6月度の7位から1位へとジャンプアップを果たした。

ミニアルバム『23』にはケイティ・ペリーのカバー「Roar (Japanese Ver.)」やアヴリル・ラヴィーンのカバー「Rock N Roll (Japanese Ver.)」、さらにはオリジナル曲のバラード「ありがとう」も収録。感情ゆたかな歌声と女の子の共感を集める歌詞の世界観で、より広く人気を拡大していきそうだ。

2位の大原櫻子(from MUSH & Co.)「頑張ったっていいんじゃない」は、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインとして抜擢され一躍脚光を浴びた大原櫻子が、映画からのスピンオフシングルとして6月25日にリリースしたナンバー。劇中に登場したバンド「MUSH & Co.」の名義で昨年末にリリースしたデビューシングル「明日も」も、FaRao月間ストリーミングランキングの5月度で9位にランクインするなどロングヒットを記録しており、単なる話題性だけでなく曲のポップセンスと彼女のキュートな歌声が支持を集めたことを証明している。現在は『水球ヤンキース』で連ドラ初レギュラー出演、フェスやイベントへの出演もあいつぎ、女優/シンガーとして着実にステップアップを中。ポップスターとしてさらなる飛躍を果たすことは間違いないだろう。

一方、洋楽の1位は、先日のフジロック・フェスティバルでも3日間の大トリをつとめたジャック・ジョンソンの「ユー・アンド・ユア・ハート」。他にも「ネヴァー・ノウ」や「ゴーン」など計5曲がランクインし、支持を集めている。その背景にはアプリ内で展開されていた「サーフミュージック特集」での高評価があるようで、2位のジェイソン・ムラーズ「アイム・ユアーズ」もアコースティックギターの心地よい響きとナチュラルな歌声を活かしたサーフミュージックの名曲。他にもコルビー・キャレイが「フォーリン・フォー・ユー」など3曲ランクインするなど、夏にピッタリの楽曲が多数ランクインしている。

邦楽のほうでも、実は夏を感じさせる楽曲が多数ランクインしている。BONNIE PINK「A Perfect Sky」やMINMI「シャナナ☆」、mihimaru GT「気分上々↑↑」は、夏のビーチが思い浮かぶようなバカンスソング。暑い日差しの中のドライブにもピッタリだろう。一方、ボカロ曲で上位にランクインした150P「終焉ノ栞」は、小説やコミックも人気なホラーミステリーのメディアミックス・プロジェクト。いわば「怖い話」ということで、こちらも夏の定番と言っていい。

というわけで、7月度もかなり興味深いチャート状況となっている。今回紹介したランキングの楽曲は、すべてFaRaoアプリ内で無料で聴くことが可能。ぜひチェックしてみてほしい。

TEXT: 柴 那典

大原櫻子 (okmusic UP's) ジャック・ジョンソン (okmusic UP's)

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