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いじめ告発の千葉経大附野球部員の親「監督に怒りがあった」

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 全国の野球名門校には決まって「甲子園請負人」と呼ばれる監督がいる。その指導力とカリスマ性は選手のみならず父兄をも引きつけるが、威光は時として「傲慢」に結びつく。

 春夏5度の甲子園出場を誇る千葉経済大学附属高校野球部で、監督の“脅迫”と部員の暴力を受けて退部を余儀なくされた親子が、部内のいじめを告発した。

 警察に被害届を提出したのは、入部して4か月の1年生部員A君の父・Bさん。学校の調査では先輩部員の1人が暴行を認め、Bさんには学校から「暴行した生徒は謹慎処分にした」との連絡が入ったという。こうした事態を監督は止めなかったのか。Bさんに訊くと、憤ってこう語った。

「野球部の実態をお話しする気になったのは、息子への仕打ちに加えて、松本(吉啓)監督に対する怒りがあったからです」

 松本監督は同校元エースで現・横浜DeNAの松本啓二朗選手の父。2004年の甲子園では「親子鷹」として話題を集めた。自身も桜美林(東京)のエースとして1976年夏に全国制覇した輝かしい実績を持つ。しかし、Bさんは松本監督との初対面の日を振り返っていう。

「4月の遠征試合の時に父兄10数人で監督やコーチを囲む慰労会がカラオケ屋で開かれました。初参加の私は他の父兄に挨拶していたら、いきなり監督に『調子こいて喋ってるんじゃないぞ』と凄まれました。最初は冗談かと思いましたよ。

 ところが次の一言に絶句しました。『おい、B。息子を出してほしいならカネを払え』と言われたんです。コーチが『冗談でもダメですよ』と慌ててフォローしてその場は終わったのですが、酒の席とはいえ失望しました。監督が酔っているようには見えませんでした」

 事実なら「恐喝未遂」にもなり得る。Bさんが発言を聞き間違えた可能性もゼロではないが、松本監督にはこんな「事件」を起こした過去がある。

 2000年、千葉経大附の前に率いた関東の強豪校で「父母会役員への飲食強要」などが問題視され、監督を解任されていた。

 この件では改めて日本学生野球協会から「職務規程違反」で1年間の謹慎処分が下され、処分決定前に就任していた千葉経大附監督も白紙になった(謹慎処分明けに就任)。

※週刊ポスト2014年8月29日号


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