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京都の夏の風物詩・大文字送り火の点火&消火は誰が行っているの?

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毎年8月16日に、京都の夜に幻想的に浮かび上がる“五山送り火”。この文字に火をつけているのは一体誰なのか? またどのように火をつけているのか? 一度ならずとも、疑問に感じたことがある人も多いはずだ。

そこで今回は、送り火のなかでもよく知られる『大文字送り火』の点火や消火について、「大文字保存会」の方に話を伺った。まず、大文字送り火はいつから誰が始めたのだろうか。「平安時代初期に弘法大師が始めたという説、室町時代中期、足利義政が始めたとする説、江戸時代初期に近衛信尹(のぶただ)により始まったとする説など諸説あります。いずれにせよ、送り火は元来村のマイナーな伝承行事だったものが、徐々に広がっていったものらしいです」

起源は定かではないとのことだ。では、送り火の準備は、どのように行っているのだろう。「送り火前日から、約1万5000本の護摩木の受付をします。大文字送り火の一部は、無病息災など願いを書かれた護摩木なんです。当日は山へ割り木(点火資材)を運搬し、大谷石の火床の上にその割り木を組み護摩木を乗せ、組んだ木の間に松葉を入れます。この火床を75個、30㎝くらいの間隔で大の字に並べて文字をつくるのです」

なかなか準備は大変そうだ。点火や消火はどのように行われている?「当日夜7時より、弘法大師堂でお燈明が灯されたあと般若心経があげられ、親火に移されます。最初に火床の下の麦わらに火をつけると、3分程度で山に大の字が浮かびあがってきます。およそ15~20分火を灯した後、地元消防団による放水や、ボーイスカウト、地元の学生ボランティアなど、50人ほどの協力により消火されます」

最後に、防災面で特に気を付けていることを聞いてみた。「送り火の直前には、燃え移りを防ぐため、火床周辺の草刈りを行っています。消火後の延焼を防ぐことを第一に考えていますね」

保存会の方によると、送り火の翌日に火床の後片付けをするときから、もう翌年の送り火の準備が始まっているのだそう。数百年もの間、さまざまな人の協力によって受け継がれてきた送り火。支えている人たちがいることを知ってみれば、送り火の幻想的な眺めが、また違った景色に見えてくるかもしれない。●取材協力
大文字保存会
京都 五山送り火
http://www.gozan-okuribi.com/index.html
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/08/15/67415/

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