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またまた「すき家」で強盗発生 現役社員は「ワンオペ解消はムリ」と悲観

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経営改革待ったなしの「すき家」が苦しんでいる。2014年8月11日の午前2時すぎ、栃木県高根沢町の店舗に包丁を持った強盗が押し入り、現金40万円が入った金庫ごと奪って逃走したとテレビ朝日が報じている。

店内には43歳のアルバイト男性1人しかおらず、いわゆる「ワンオペ」中の被害だ。5日にも千葉県市原市の店舗でもワンオペ中の強盗が発生しており、短期間に2件続いたことになる。
「駆け込み強盗」と揶揄する声も

ゼンショーがウェブサイトで「ワンオペ解消」を公式に発表したのは7日。

「すき家は8月6日、9月末までに全店で深夜の複数勤務体制を確立することを表明しました。複数勤務体制が確立できない店舗については、当該時間の営業を休止します」

前日開催の小川賢太郎会長兼社長の会見によると、全国約2000店あるすき家のうち、ワンオペが続いているのは940店。このうち半数の店舗は「複数勤務体制」で深夜営業を続ける見通しだが、残りの店舗でワンオペを解消できない場合は「深夜営業をやめる」という。

「ビジネスモデルの変更ですね。マストではない、別に24時間(営業)は」

そう小川会長も認める通り、7月末に発表された第三者委員会からの調査報告書でも、もはやすき家のビジネスモデルは「限界」で、企業体質や経営態勢を「抜本的に改善」することを求められていた。

だが、このタイミングでの相次ぐ強盗事件は、すき家のビジネスモデル変革が難しいことを伺わせる。2000店舗とそこに関わる人を一気に動かすことは簡単でないうえ、「人手不足」という外部環境も重い足かせとなる。

ネットには、ワンオペ解消前の「駆け込み強盗か」と揶揄する書き込みとともに、会社の対応の遅れへの批判も多く見られる。
2011年の「改革宣言」未達成が不信買う

すき家で働く現役社員A氏は、改革の実現性に疑いの目を持つ1人だ。ワンオペの解消は、強盗が頻発した2011年10月にも発表されたが、結局はうやむやになったまま改善されず今日に至る。

「6日の小川氏の会見も、ショーでしかないと思います。対応策や結果は労働組合が監視するということですが、これまで労働環境の問題に手をつけずに来た御用組合のゼアンでは全く信用できません」

奇しくも11年の発表でも、「12年3月までには全店舗を目標に、深夜の時間帯の複数勤務体制を確立することといたします」という文言がある。これと同じことが、今回も起きているだけだという疑念をA氏はぬぐえない。

「ワンオペが解消しても、それは一過性のものだと思います」

A氏によれば「ワンオペはすき家のビジネスモデルの根幹であり、代替案はない」という。店舗数を減らし業績を悪化させてまで、会社がワンオペを解消することを、A氏は信じることができない。それだけ不信が深いということだ。

実際、6日の会長会見の時点では「会社がよくぞここまで膿を出した」という評価があったものの、翌日の株価は996円から910円に急落し今年最安値を更新。投資家から厳しい視線が送られていることも分かっている。

あわせてよみたい:ゼンショー現役社員が「すき家改善案」に激怒・・・その理由は?

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