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朝日新聞の「学歴不問」はホント? 大学欄を「修正液で消す」けど「学部名までは消さない」

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朝日新聞の「学歴不問」はホント? 大学欄を「修正液で消す」けど「学部名までは消さない」

学歴社会に批判が集まった時期に、「学歴不問」と打ち出して新卒採用を行った企業は多かった。現在も「学歴フィルター」には批判が集まることが多く、求人票に「学歴不問」と打ち出している企業も少なくない。

しかし、それが見せかけだったことを明かす人もいる。システム開発の参謀本部社社長の齊藤貴義氏はブログで、朝日新聞東京本社で行った新卒記者採用試験のアルバイトの様子を書いている。

面接でも「自分から言う学生が多い」

当時、14年前の朝日新聞では、筆記と論文の試験を通過した学生に、アルバイトが面接日時の電話連絡をしていた。通過学生のエントリーシートを面接担当者に渡す際には、「学歴欄を修正液で消す作業」をしたという。

「朝日新聞の新卒採用は『学歴不問』になっているので、大学名を修正液で消す必要があったのです」

ただし、学部学科を消す指示までは出ていなかったので、

「学部でどこの大学かを推測するのはかなり容易でした。『教養学部』『文科一類』とかって書いてあったりしたらどこの大学かは察しがつきますよね」

また、学生を面接会場に案内したときに「どんな話をしているかも聞き耳を立てていた」が、最初に自分の所属大学を言う学生が多かったという。齊藤さんは、

「あー、やっぱり、学歴不問なんてウソじゃんと思った感じですね」

と振り返っている。特に東京大学や一橋大学などの一流大学の卒業生なら、いくら「学歴不問」とはいえ、有利な条件を自分から隠すことはない。

採用担当部長は「高卒も入っている」と明言

ただし「教養学部」「文科一類」で東大だと分かってしまっても、実際の採用にどう関係しているかは、採用関係者にしか分からない。2012年3月9日付け「ウェブ論座」では、朝日新聞社採用担当部長の堀江浩氏が、

「朝日は基本的に学歴不問です。大学卒業は応募の条件ではありません」

明言している。また「高校卒でも、中学校卒でも問題ありません」とし、「実際に高卒の人も入っています」と明かしている。

ネット上には、企業の「学歴不問」について「社交辞令の一種」と捉える人は多い。特に採用に至らなかった人からは、こんな怒りの声もあがっている。

「履歴(書)送っただけで不採にするんじゃねぇよ学歴不問は嘘かよ」
「私知ってるんだ、学歴不問!て書いてるくせに大卒じゃないと取らないってことくらい!(憤怒)」

真っ先に「学歴不問」を掲げて話題となったソニーも、アピールは「単なるパフォーマンスではないか」とネットで批判されたことがあった。実際最近のデータでは、東大早慶卒の学生を全体の3割程度の割合で採用していると見られる。

しかし、採用された人が学歴と関係なく、結果的に優秀と判断された可能性も否定できない。学歴不問といっても「学歴の低い人ほど有利になる」わけではないので、そのあたりは過剰な期待をしない方がいいということか。

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