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「女は下、女のくせに」の三重漁協会長に冷笑も 「女性のすごさを恐れている?」

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女性の登用・活躍推進について話し合う「みえ女性活躍推進連携会議」の第1回が8月4日に三重県庁で開かれ、その模様が朝日新聞で報じられている。

参加企業や団体には、女性の管理職比率や人数、職域の拡大など具体的な目標が求められたが、男性の出席者から「異論」が噴出。中でもネットで話題になっているのは、県漁業協同組合連合会・永富洋一会長(71)の発言だ。

「我々は古い人間だから『女は下、女のくせに』という頭から逃れられない」

若い女性がこれからの年金を支えていくのに

明らかに根拠が希薄な女性差別発言だが、同様の発言は永富氏だけにとどまらない。労働組合・連合三重の土森弘和会長(56)も、「男性の管理職に早く出て行けという感じになる。それを県民は許すだろうか」と発言したとされる。

朝日新聞の記事は出席者の発言を断片的に取り上げたものだから、これよりも深い議論が交わされた可能性もある。しかし、こうした女性の社会参加に対する「異論」に、ネット上では批判が殺到している。

「未だにこんな老害がはびこってたら、女性の社会進出もままならないわなぁ」
「若者と女性を三重から避難させたほうがいいよ」

そもそも女性の社会参加を促さなければならないのは、発言者のような高齢者に年金を支給する社会保障システムを維持する目的もある。少子化で生産年齢人口は減り、2013年10月には32年ぶりに8000万人を割り込んだ。

国立社会保障・人口問題研究所によれば、2050年には約4600万人にまで減る予測が立てられている。すると年金は、2010年に2.6人で高齢者1人を支えていたものが、なんと1.2人で支えなければならなくなる。

自分たちを支えるのは社会参画する女性であるという側面もあるのに、それを理解していない人が、重要なポジションを占めていることに憤る人もいる。

「古い人に居座っていられたら社会が停滞する」
「それなら貴方は既に耐用年数を過ぎていますので、社会から引退し隠居してください」

既得権益が奪われてしまうのは「男性」

その一方で、女性たちからは少し毛色の違う意見も出ている。マスコミがいる場で「女は下」「女のくせに」と発言することは、格好の餌食になることは明らか。それでも言ってしまうことに対して、憐れみを示す女性もいる。

「一つ言えるのは、公にこういった発言する人物は、きっとジェンダー問題以外でも失言が多く、本人の仕事にも人間関係にも、若干の支障をきたしてるであろう、ということです(笑)」

また「女のくせに」という意見には、男性の「恐怖」が表れているのでは、と推測する人もいる。女性が社会参画することによって、自分のポジションや既得権益が奪われてしまうことへのおそれということだろうか。

「上も下もない。実はこの連中は女性のすごさを恐れているのでは?」
「つまり女が怖くて堪らないから、こっち来るなってことね。ふふん」

「女は下」といった前時代的な発言は、現代の女性たちには劣等感の裏返しに見えるのだろう。そこまで手玉に取られてしまうと、自称「古い人間」の偉いおじいさんたちも立つ瀬がないというものだ。

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