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マンガアニメ海賊版撲滅サイト誕生

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日本の出版社やアニメ関連企業によって2013年に発足された「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」。この組織が今年7月30日、海賊版撲滅のためのプロジェクト「Manga-Anime Guardians Project(MAGP)」を本格始動させた。またその一環として、正規版への誘導を図るサイト「Manga-Anime here」を同日にオープンした。

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「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」は、経済産業省の呼びかけで結成された組織で、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が事務局を務める。同組織にはアニプレックス、KADOKAWA、講談社、サンライズ、小学館、スタジオ・ジブリなど、15社が委員として参加。海賊版の「削除」を効率的に行うと同時に、ファンを正規サイトへ誘導する仕組みを構築し、国内外の視聴者への普及啓発を目的としている。

「Manga-Anime here」では、トップページに様々な有名マンガの単行本の表紙がサムネイルとして表示。それをクリックすると正規の電子書籍サイトへ飛ぶことができる。

またYouTubeでは「[MAGP] Thanks, friends」というタイトルで、「MAGP」のPR動画を公開。ドラえもんやアムロ・レイをはじめ、『けいおん!』の平沢唯、『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスなど、人気アニメのキャラクターが「ありがとう」と言っているシーンや、『バガボンド』『ONE PIECE』といった人気漫画の「ありがとう」という台詞をコラージュした内容で、最後に「マンガ・アニメの未来を守ってくれて ありがとう」というメッセージが流れて「STOP!海賊版」のロゴが表示される。

こちらの動画はすでに話題となっており、7月29日の公開から約2日で36万回以上も再生されている。またYouTubeのコメント欄では、日本語だけでなく、英語、スペイン語、フランス語、中国語のコメントも寄せられており、海外のマンガ・アニメファンにも海賊版撲滅運動が波及しているようだ。しかし、

「Thank you to the people who worked hard for our FREE subbed anime, FREE scanlated mangas and FREE translated visual novels/games.」(編集部和訳:タダでアニメに字幕を入れて、ただでマンガをスキャンして、ただで小説やゲームを翻訳してくれる人々に感謝します)

との、海賊版サイトの利用者によるコメントもある。

日本国内ではマンガの単行本にせよ、アニメのDVDやブルーレイなどのソフトにせよ、正規版にアクセスするのが簡単だ。しかし海外では正規版を入手できないことも多く、仮に日本から入手できても、日本語が分からなければ十分に楽しむことはできない。結果的に、ファンが字幕をつけた海賊版に流れてしまうケースが多いようだ。

MAGPの取り組みは、日本国内の海賊版には対応できるかもしれないが、海外の海賊版を撲滅するには、海外のマンガ・アニメファン向け正規品の充実が必須となりそうだ。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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