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アジア圏の整形手術への意識の差 韓国・台湾・香港の場合

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 ソウル一の繁華街、江南地区。二人組の女子高生がポスターを前に何やら話し込んでいた。術前、術後の顔が比較された整形広告だ。

「大学合格したら、(整形を)考えてもいいって親に言われたの」

 そんな会話が交わされたかどうかは想像に過ぎないが、韓国の若者にとって整形は身近な変身術だ。

「日本人が歯の矯正をするような感覚に近い。受験や就職祝いで親が整形代を支払うことも珍しくはない」とソウル在住の日本人教職者は語る。ただし、背景には韓国ならではの競争社会があるという。

「女性の美=ステータスに繋がるので就職試験でも優遇される。完璧を求めて手術を繰り返す整形中毒の若者も激増しています」

 ところ変わって台北。こちらも整形大国だが、韓国と事情は違う。

「社会全体がおおらかだから整形への抵抗感も少ない。女の子が何気ない顔で『こないだ整形手術したの。二重メイクしなくていいから楽チン』とカミングアウトするから驚いた」と台北在住の日本人は苦笑する。

 一方、同じ中華圏でも、香港はまだまだ保守的である。

「大きな手術は好まれない。涙袋(眼の下の膨らみ)を作って愛嬌ある顔立ちにするプチ整形がトレンドです」(香港在住の日本人)

 三国三様の整形事情だが、美しくなりたい女性たちの果てなき願望は各国共通である。

※SAPIO2014年8月号

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