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オリコン 2014年上半期映像ソフト マーケットレポート発表、総売上額が前年比4%減の約1,216億円

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オリコンが「2014年上半期 映像ソフト マーケットレポート」(対象期間:2013年12月30日~2014年6月29日)を発表。映像ソフト上半期総売上額は1215.9億円で、前年同期比95.7%となった。

※以下、売上金額は売上枚数に定価・希望小売価格(税込)を乗じて算出。

【全体売上】

2014年上半期の映像ソフト市場の売上額はDVD とBlu-ray Disc(以下BD)を合わせた総売上額で1215.9億円、前年同期比は95.7%となった。

本レポートで使用する金額はすべて消費税込みであることから消費税変更の影響を考慮し、税抜売上額で前年比較をしてみても前年同期比は94.4%という結果に。また総売上枚数も2093.3万枚で前年同期比は90.4%と、前年から数字を落とした。

盤種別の状況を見てみると、BDの売上額は557.3億円で前年同期比は108.3%、売上枚数は723.6万枚と前年同期比は102.6%となった。

BD市場全体としては、2010年の上半期レポート発表開始以来、売上額対前年同期比2桁増を続けてきたこれまでと比較して、その勢いこそ落ち着いたものの、近年急成長を続ける「音楽」ジャンルは依然として好調だ。当期もB’zの「B’z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER-XXV BEST-」や、嵐の初BD作品「ARASHI アラフェス’13 NATIONAL STADIUM 2013」などのヒットも追い風となり、BD市場の拡大に貢献している。

BD市場は「ドラマ」や「バラエティ・お笑い」などのジャンルでも売上を拡大させていることから、ユーザーの裾野が拡大している様子がうかがえるが、その一方でBDの主力ジャンルである「映画」の売上額は前年同期の売上規模を割り込んでいる(前年同期比86.6%)。同じく主力となる「アニメ」の売上額も前年同期比100.1%でほぼ横ばいとなっており、当期では『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』などのヒット作を有するも、BD市場全体を大きくけん引するまでには至らなかった。

DVD市場の売上額は658.6億円で前年同期比は87.1%、売上枚数は1369.7万枚と前年同期比は85.2%となった。売れ筋であった「映画」「アニメ」がBDにシフトしたこともあり「音楽」ジャンルを核として、低価格の映画作品、またバラエティ作品などの売上によって構成される市場となっている。しかし、「音楽」ジャンルも含めてBD商品を主力とする傾向に伴って売上規模は各ジャンルで縮小傾向にある。「その他」をのぞくジャンルとしては当期唯一、前年同期比で101.5%を記録したのが「ドラマ」で、昨年ブームとなった2大ヒットドラマ「半沢直樹」と「あまちゃん」のDVDボックス商品の売上の貢献が大きい。

【ジャンル別売上状況】

市場全体が縮小するなか「ドラマ」「バラエティ・お笑い」の2ジャンルが売上規模を拡大させている。「ドラマ」ジャンルのDVD・BDの総売上額は125.4億円で前年同期比は112.7%。圧倒的にDVDのシェアが高いジャンルであり7割以上を占めるが、韓国ドラマ中心という状況のなか、2013年を代表するドラマで社会現象を引き起こした大ヒット作「あまちゃん」のボックス商品がBDに加えてDVDでも好調を示しており市場拡大に貢献。最新ボックス商品含む計6タイトルの当期売上合計は3.4万セット、7.0億円を記録した。

「バラエティ・お笑い」もDVD中心の市場だが、BDの売上が拡大したことによって前年同期比が103.4%となる60.5億円を売り上げている。またBD売上は9.3億円で前年同期比253.3%となった。人気テレビバラエティ「アメトーーク!」のベスト編集版2商品や、ももいろクローバーZ出演のバラエティ番組「ももクロChan」などが好調な売れ行きとなり、市場拡大のけん引役となったようだ。

【メーカー別シェア】

メーカー別の売上状況は、当期売上で前年同期比111.7%となる132.7億円を記録したソニー・ミュージックエンタテインメントが、2008年以来7年連続で、上半期の映像ソフト総売上額トップメーカーとなった。

音楽映像商品の売上でもエイベックス・グループ・ホールディングス、ジェイ・ストームに次いで3位の売上規模を維持しているのに加えて、<物語>シリーズなどのTVアニメシリーズ、また『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』や『劇場版「空の境界」未来福音』といった劇場アニメなどの売上貢献も大きい。

ソニー・ミュージックエンタテインメントは、アニメ、音楽、映画という映像における3大主力ジャンルの内、2つ(アニメ、音楽)で強みを持っているという点が何よりの武器となり7期連続トップを維持している要因のひとつだろう。一方、当期94.0億円(前年同期比107.7%)を売り上げ2位となったエイベックス・グループ・ホールディングスは、EXILEや安室奈美恵といった人気アーティストの作品を輩出する強みを活かし、前年の3位から上昇している。

映像ソフト売上額上位メーカー10社

  メーカー 売上額(百万円) 前年同期⽐ 1 ソニー・ミュージックエンタテインメント 13,267.2 111.7% 2 エイベックス・グループ・ホールディングス 9,391.2 107.7% 3 バンダイビジュアル 7,668.3 83.0% 4 ワーナー・ホーム・ビデオ 5,747.9 98.3% 5 ジェイ・ストーム 4,981.8 79.3% 6 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 4,272.4 127.8% 7 ポニーキャニオン 4,250.7 87.7% 8 キングレコード 4,194.3 42.0% 9 NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン 3,911.9 92.0% 10 バップ 3,617.1 95.7%

ジャンル別売上額上位メーカー【アニメ】

  メーカー 売上額(百万円) 前年同期⽐ 1 ソニー・ミュージックエンタテインメント 8,670.8 123.5% 2 バンダイビジュアル 7,411.3 86.3% 3 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2,769.9 176.3% 4 ポニーキャニオン 2,187.5 102.0% 5 ワーナー・ホーム・ビデオ 1,889.5 92.4% 6 KADOKAWA 1,766.1 103.5% 7 キングレコード 1,740.5 26.0% 8 NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン 1,168.1 115.5% 9 エイベックス・グループ・ホールディングス 1,060.8 63.7% 10 バップ 1,010.6 67.0%

ジャンル別売上額上位メーカー【音楽】

  メーカー 売上額(百万円) 前年同期⽐ 1 エイベックス・グループ・ホールディングス 7,798.5 118.7% 2 ジェイ・ストーム 4,945.1 91.9% 3 ソニー・ミュージックエンタテインメント 4,062.7 101.4% 4 ユニバーサル ミュージック 2,657.1 96.3% 5 テイチクエンタテインメント 2,282.4 112.2% 6 キングレコード 1,984.9 71.7% 7 ビクターエンタテインメント 1,982.2 179.7% 8 ビーイング 1,616.4 97.3% 9 AKS 1,059.6 51.9% 10 ジャニーズ・エンタテイメント 1,008.3 77.8%

ジャンル別売上額上位メーカー【洋画】

  メーカー 売上額(百万円) 前年同期⽐ 1 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント 2,538.4 77.7% 2 ワーナー・ホーム・ビデオ 2,420.3 98.0% 3 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 1,531.9 108.4% 4 NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン 1,523.3 77.6% 5 パラマウント ジャパン 1,258.3 87.6% 6 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 929.1 109.8% 7 KADOKAWA 584.9 76.7% 8 ツイン 348.3 91.9% 9 ギャガ 301.6 67.2% 10 アスミック・エース 182.9 115.8%

ジャンル別売上額上位メーカー【邦画】

  メーカー 売上額(百万円) 前年同期⽐ 1 フジテレビジョン 770.2 41.5% 2 TBS 447.4 238.0% 3 アスミック・エース 406.1 127.9% 4 東映ビデオ 402.7 110.2% 5 バップ 369.7 67.5% 6 KADOKAWA 367.3 83.1% 7 松竹ホームビデオ 330.9 110.9% 8 東宝 305.2 205.8% 9 NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン 245.1 444.5% 10 キングレコード 210.1 130.7%

<オリコンランキング・データ>
音楽・映像ソフトを販売している全国約30,250店の調査協力店(CDショップ、レンタルや書籍などを扱う複合店、家電量販店、コンビニエンスストア、ジャンル専門店、インターネット通販)の店頭、イベント会場等での販売実績をもとに、全国の週間推定売上枚数を算出。

オリコン調べ(oricon.co.jp

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