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音楽クラウド利用で著作権料に反発

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7月23日に開催された「文化審議会著作権分科会 著作物等の適切な保護と利用・流通に関する小委員会」に出席したJASRAC(日本音楽著作権協会)の浅石道夫常務理事が、ロッカー型クラウドサービスについて、データの検閲や著作権料納付をすべきとの見解を発表。参加者のツイートから内容が明らかになり、ネットユーザーが反発している。

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同会に傍聴者として出席した人のツイートによると、浅石常務理事は

「『ロッカー型クラウドサービス』はフリーライド。外から見えず、権利者側は利用者実態を把握できない。クラウドサービス事業者は技術的には中身を把握できるはず」
「音楽市場に打撃。人の背よりも高い大きなサーバーに個人の領域とは言えない莫大な容量で私的利用とは言えない」

といった見解を披露。発表後、ジャーナリストの津田大介氏が私的利用との境界線について質問したが、質疑応答がかみ合っていなかったという。津田氏はその後、「『ファイルを保存するクラウドサービスは中身を検閲しろ』『音楽ファイルが少しでも含まれているなら包括契約して著作権料払え』ということになるな……」と、浅石氏の意見を紹介した。

ロッカー型クラウドサービスとは、ごくごく簡単に説明すれば、個人が所有する、あるいは利用権を持つデータをネット上に保存することだ。これにより、「どんな端末からでもデータにアクセスできる」「自分の端末が壊れてもデータを守れる」「大量のデータを自身の端末からネット上に移すことで、端末を“軽く”できる」などのメリットがある。

JASRACは、こうしたサービスについて、クラウド事業者の手元にもデータが残ること、不特定多数がこうした情報にアクセスできる可能性があることなどを問題視。データ内容を把握できるクラウド事業者に、(著作権料に関して)包括契約することを求めたい考えを示したのだ。

こうしたJASRACの姿勢に対し、ネットユーザーからは反発の声があがっている。津田氏は、

「しかし、我々は音楽を買うとき、一体何を買っているのかということを考えてしまう会議であるね」
「どうやらスマホ・クラウド時代は音楽を聴く権利って二重に払わないといけないみたいですよ」

と、JASRACの方針に異議を唱えており、ツイッターユーザーからも、

「JASRACがまたおかしなことを言い出したぞ…」
「JASRACはコインロッカーの中に入れた購入済みCDに課金しようとしてるの?」
「最初は楽譜、次はレコード、次はCDなど新媒体。要するに音楽を買うというお客さんを愚弄しすぎ」

など、反発の声があがっている。

一部のユーザーが、クラウドサービスを利用して不正に音楽データを入手しているのは事実だ。しかし津田氏が、「CloudBeats(編集部注:クラウド上の音楽を鵜特定多数が共有可能なサービス)を例に出して個人がクラウドに保存してスマホで音楽を聴いてるような事例についても包括契約しろって意見なのか…。普通にありえないだろそれ」と指摘しているように、JASRACの主張には、ネットユーザーからの反発は免れない。クラウドサービスはユーザーにとって利便性が高いだけに、ユーザーの納得が行く形での決着を期待したいところだ。
(R25編集部)

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