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「iPhone人質詐欺」が多発中

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スマホの「乗っ取り」による犯罪といえば、日本では「LINE乗っ取り」の被害が有名だ。LINE IDを乗っ取った犯罪者がユーザーの名を騙り、友人らから電子マネーをだまし取るという手口だ。一方、海外ではハッカーが「iPhoneそのもの」を人質にとり、ユーザーに電子マネーによる“身代金”を要求するという詐欺が多発している。

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今年5月にAppleのサポートコミュニティに投稿された被害者の書き込みによれば、自身が所有するiPhoneが勝手にロックされ、「このデバイスは“Oleg Pliss”によってハッキングされている。解除したければ100ドル/100ユーロをPayPalで『lock404 @ hotmail.com』宛に支払え」というメッセージが表示されたという。また、同様の被害を受けている人も続出しているようだ。

この手口は、本来は紛失・盗難に遭ったiPhoneを探すための純正アプリ「iPhoneを探す」の機能を悪用したものだ。ユーザーのApple IDとパスワードを盗んだハッカーがiCloudのアカウントに不正ログインし、遠隔操作によって端末をロックしたり、メッセージを表示している。

現時点では、同様の詐欺被害が発生しているのはオーストラリアに限られている。だが、「日本でも同じような被害は起こりうる」と警告するのは、セキュリティに詳しいITジャーナリストの黒森三助氏だ。

「Apple IDの乗っ取り自体は以前から日本でも発生していて、『iTunes Storeから身に覚えのない請求が来た』という話はときおり聞きます。iTunes Storeも『iPhoneを探す』も同じApple IDを利用する以上、不正請求があるということは、不正な端末ロックも起こりうるということです。さらに、iCloud上に保存している連絡先やカレンダーのデータを見られてしまったり、iPhone内のデータを全消去されてしまったりする可能性もあります」

被害を受けた場合の対処法としては、あらかじめiPhoneにパスコードを設定しているユーザーであれば、パスコードを入力してロックを解除する。パスコード設定をしていない場合は、同期しているiTunesに接続して「iTunesバックアップから復元」を行うことで、ロックは解除できる。

いずれのケースでも、二次被害を避けるためには「Apple IDのパスワードを変更」を大至急行うことが肝心だ。また2ステップ確認(2段階認証)によるセキュリティ強化も行っておくことで、再発を防止できる。なお、基本中の基本として、他のサービスとパスワードの使い回しをしないことも心がけよう。

あの手この手でスマホを狙う犯罪が増えてきている以上、ユーザー側もセキュリティ意識と知識を高めて、きっちり防衛していきたい。
(呉琢磨)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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