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古舘氏 視聴者をさしたる見識ない大衆と見なして上から目線

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『報道ステーション』(テレビ朝日系)のキャスターを務める古舘伊知郎氏。精一杯、知性を演出しているようなのだが、そのちぐはぐな言動を批判されることも少なくない。何がどうおかしいのか、メディア論が専門の関東学院大学教授・新井克弥氏が分析する。

 * * *
 古館は番組コメンテーターである恵村順一郎・朝日新聞論説委員に対しては「権威」と持ち上げるが、一方で「大衆」には上から目線でアピールする姿勢が目立つ。

「恵村さん、一般の方でわかりづらいなと、私もその1人として思うのは…」(解釈改憲に関する与党協議についての報道。6月10日)

 古舘が報道番組で発見した究極の権威は、画面の向こうの「大衆」である。だが、この大衆とは勝手に設定した「さしたる所得もなく、さしたる見解も持たない視聴者」。これに古舘は「私は皆さんの味方ですよ」と肩入れする。

 全国的に大雨への警戒を呼びかける気象ニュースを受けての一言はこうだ。
 
「皆さん、備えるってしんどいんですけど、備えていただきたいですねえ」(6月11日)

「しんどいですけど備えてください」などと無責任に呼びかけられると、見ている側はつい「何様のつもりだ」と言いたくなるが、当の本人はしたり顔が収まらない。

※SAPIO2014年8月号

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