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週休4日勤務の「ゆるい就職」は広まるか? 若者は「休日の使い方」を不安視

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「全員がニートで取締役」で話題となったNEET株式会社の仕掛け人が、あらたな企画を投入した。その名も「ゆるい就職」だ。公式サイトでは、

「なんで、就職したら週5日じゃないとダメなの?」

と、現状の就職に疑問を投げかける。日本の新卒採用や就職は「あまりに画一的で窮屈すぎる」とし、「もっとゆるくて賢いワークスタイルが必要です」と呼びかけている。

月給15万円、派遣や契約社員のデスクワーク

「ゆるい就職」は、慶應義塾大学特任教授の若新雄純氏と人材派遣会社のビースタイルが企画。新卒から25歳以下までの若者を対象に、週3日勤務、月給15万円といった「新しいワークスタイル」を提供する。

紹介先企業は、首都圏のベンチャー企業やIT企業を中心に数十社が予定されており、仕事内容は営業事務などのデスクワーク。雇用形態は、派遣や契約社員になるという。

9月に説明会を実施し、参加者同士がグループを作って現状の就活への違和感や新しいワークスタイルについて議論する。その後も定期的に参加者が意見交換し、11月に求職者の特性やライフスタイルを見て、紹介先や派遣先が決まる。参加費は無料だ。

ビースタイルの広報担当者は、最近の20代の若者の気質について、

「優秀層であればあるほど、今の就職に違和感を持っていて、大学を出てすぐフルタイムで働くのではなく、もっとモラトリアム期間が長くてもいいと感じているようです」

と語る。確かに先進国の多くでは、20代が人生を模索するモラトリアム期間として認められているし、すべてを会社にささげるのではなく、自分の時間を確保しながら少しずつ働きたい人もいるに違いない。

ただし「ゆるい就職」といっても、仕事自体がゆるいとは限らず、短い時間で高い生産性が求められることだろう。担当者は「自分の時間や、やりたいこととバランスを取りながら、仕事の面白さを見つけてくれれば」と話していた。

社会人「休日は別の会社で働きたい」

この企画がニュースになると、ネットでも「面白い!」「いーなー」と肯定的に評価する声があがった。「なぜ25歳以下なのか!俺も応募したい」と悔しがる人もいる。ホリエモンこと堀江貴文さんも、

「これは素晴らしいアイデア。(週休)2,3日も選べるといいかも」

と好意的にコメントしている。なお「ゆるい就職」によると、紹介企業の中には週休3日を認める職場もあるようだ。一方、学生などからは、

「その週3の休みは何に使われるのか」
「休みが4日もあったら、家でダラダラしてしまいそうな気もする…」

などという意見もあった。せっかく大人が「自由な働き方」の選択肢を増やそうとしても、社会人経験の浅い若者はかえって戸惑ってしまうのかもしれない。

社会人ユーザーからは、週3日働いて最低限の生活費を確保しつつ、起業準備や資格試験勉強など「自分の将来のために準備をする」という意見もあった。「アーチストによさそうなイメージ」という声もある。

一方で、月給15万円の契約社員や派遣社員では「将来が不安」という人や、「休日は別の会社で働きたい」という人も。異業種の会社を掛け持ちすることで、専門性を並行して磨けるし、気持ちの切り替えができて生産性も高くなる、というわけだ。

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