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兵庫県公立高校学区再編成、狙いと問題点

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16学区を5学区に再編成。各市議会では反対決議も。なぜ?

「特色・魅力のある高等学校づくりを推進する」「生徒の学校選択の幅を広げる」といった目的で実施される、兵庫県公立高校の学区再編成。しかし、県内に16学区あったものを5学区にするというのは、それだけで確かに大変革ですが、量的改革が質的改革と連動するのでしょうか?

「生徒の高校選択の幅を広げる」に関していえば、数でいけば3倍の選択肢が提示されることになるはずです。しかしながら、今の中学生と保護者にとって、実際の選択肢が広がると感じられないのは、なぜでしょう。

例えば、北但と南但が合併する第5学区では、自宅から通学できない生徒が発生しかねないと聞いています。その他の学区でも、地図を見ただけで通学する気が失せてしまいそうな距離になることもあるため、各市議会等で反対決議が上がっているのもうなずける気がします。

私が進学指導教室を開催している場所は、新第1学区(現神戸第1学区)です。そこの状況を例に考えてみます。普通科を志望する生徒は、大学進学を前提に考えます。その際、少しでも進学率が高い他学区にある高校に選択肢を広げるかというと、5学区の中で最も交通アクセスに恵まれている第1学区でさえ、通学費用と時間を考慮すると、現実的な選択肢は決して多くならないのです。

少子化の持続に対応するための「学校統廃合への露払い?」と感じるのは勘繰り過ぎでしょうか。

公立高校がオープンハイスクールの開催に力を入れ始めたのは朗報

ただ一つ、生徒や保護者に朗報と思われるのは、各公立高校がオープンハイスクールの開催にかなり力を入れ始めていることです。すでに私立では必須のイベントとなり、各校が力を入れています。

気になる高校のオープンハイスクールにはできる限り参加して、家庭で「我が家流チェックリスト」を作り、真剣に学校選びに取り組む契機にすることを強くお勧めします。「進学・受験は学校の先生にお任せする」という時代は、もうとっくに終わっているのです。

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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