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“痛気持ちいい”は効いてる証拠?

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毎日のデスクワークでこり固まった肩や腰。定期的なマッサージに憩いを求めるビジネスマンは、決して少なくないだろう。

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かくいう筆者もマッサージに目がなく、体中のツボというツボを「これでもか!」というくらい強めに押してもらうのが最高の癒やし。いわゆる“痛気持ちいい”快感を求めて、マッサージ店通いを続けている。

「たしかにマッサージは気持ちいいものですが、実は筋肉にとって必ずしもいいことではありません。皆さんが“痛気持ちいい”と感じている時、筋肉には大変なことが起こっている可能性がありますから要注意ですよ」

そう忠告するのは、歯科医にして『アゴをゆるめると健康になる!』の著者でもある佐藤青児先生だ。

「肩こりを感じる時、肩の筋肉は緊張してぱんぱんに張った状態になっています。これをむやみに叩いたり揉んだりすると、硬いステーキ肉を調理前に叩いてほぐすのと同様、筋繊維を断裂させてしまいかねません。“もみ返し”が起こるのは、それによって炎症が起こるためです。つまり、ほぐれてやわらかくなるのは一時的なもので、筋繊維の修復が始まると、筋肉は前より硬くなってしまう恐れもあるんです」

たしかに、マッサージを受けた翌日、強烈なもみ返しに悩まされるのはよくあること。では、マッサージではなくストレッチならどうだろう?

「ストレッチは肩こりを解消する方法として有効ではありますが、やり方に十分な注意が必要です。筋肉には筋膜の伸び具合を察知する筋紡錘があり、激しく伸ばされると反射的に強く収縮するようにできています。つまり、ぐいぐいと強く伸ばしすぎると、筋肉同士の引っ張り合いが起こり、かえって症状を悪化させてしまうリスクがあるんです。ベストな方法は、ほんの軽い力でゆっくりと伸ばすこと。筋肉に負荷をかけないよう意識して行ってください」

とにかく大切なのは、筋肉を伸ばすことでもほぐすことでもなく、“ゆるめる”ことだと佐藤先生。激しいこりを感じる時こそ、強く押したり伸ばしたりしたくなるのが人情だが、筋繊維を壊さないよう意識することが、慢性的な肩こりを解消するための第一歩なのだ。
(友清 哲)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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