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〈夏の魔物2014〉BRAHMAN、でんぱ組らが熱演! DPGに淳之介P就任で「BpS」誕生!!―OTOTOY現地レポ

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7月21日(月・祝)〈AOMORI ROCK FESTIVAL’14~夏の魔物~〉が青森県東津軽郡平内町夜越山スキー場で開催され、ダブルヘッドライナーのBRAHMAN、でんぱ組.incをはじめ多くの人気アーティスト、アイドルらが参加して9年目となるイベントを盛り上げた。

早朝ホテルを発ちシャトルバスで7時に会場到着。お客さんはアイドルグループのTシャツを来た若者から、30代40代らしき姿も。早くも入場を待つ大行列ができていた。7:30頃開場。入り口ではDPGのステファニー・アユミがリストバンドを配ってお出迎え。中に歩を進めるとMr.Perfectことリーダーの福田洋とささかまリス子、さらにスーパーロボット「DPG大将軍」も出迎えてくれた。入口から異次元の世界に足を踏み入れたようでいきなりテンションがあがる。会場に設置されたリング上ではみきちゅがダークマッチとして歌い、観客が取り囲み早くも盛り上がっている。まだ朝7時台とは思えない光景だ。

物販にはブラックDPGの3人が並んで声を上げていた。Wiennersがファンキーなギター・カッティングを聴かせれば、Ladybeardが「おどるポンポコリン」を歌う。一方、室内の道場ステージでは18禁の映画「テレクラ・キャノンボール」を放映中。外に出ると陽がさしたり薄曇りだったりするものの、実に心地よい風が流れている。アルカラがサウンド・チェックでメタリカの「エンター・サンドマン」のイントロを弾いていた。

アントーニオ本多のMCも冴えていて、アイドルの呼び込みだろうと容赦せず下ネタ連発。Negiccoから夏の魔物レギュラー、THE NEATBEATSの流れは王道アイドル・グループの次が王道ロックン・ロールという並びが良い感じだ。アップアップガールズ(仮)がリングへ上がる準備が整うまでアップアップボーイズ(カリ)ことアントンの下ネタ炸裂。道場ステージを覗いてみるとベッドインが「みんな~青森だけにアオカンしろよ~!」と叫んだところだった。下ネタの連鎖!

それにしても濃厚かつゆるやかなこの空気感はなんだろう。スキー場の広大な敷地でおこなわれてはいるものの、コンパクトにまとめられたステージと物販・飲食エリアが移動や待機のストレスなく楽しめている。まだ11:00前にも関わらず、夕方くらいの時の流れを感じてしまう。

11時過ぎ、いよいよDPGとブラックDPGのライヴ、と思っていると蝶野正洋が登場。ひとしきりまくし立ててブラピを呼び込むと、最新曲「ダダダダダン」を夏の魔物初披露。花道には何やら不気味な扮装をした人物が…どうやら岸田メルのようだ。「みなさんにお知らせがあります! 夏の魔物は今からブラピちゃんの単独ライヴになりました~!」などとのたまっていると、小林ゆうが登場して「なに勝手なこと抜かしてるんだよ!」とスクリーム。しかしあっさりブラピにつかまってやられてしまう。そこへ「キカイノココロ」に乗ってDPGが登場!

「怖い! 怖いのよ~!」とブラピにおびえる小林ゆうを救うべくDPGファイト開始! 見事DPGが勝利してライヴへと突入し「キカイノココロ」、そしてリス子が「私の歌を聴け~!」といつものように叫び「サマーロマンサー」へ。リングの周りには多くの観客が取り囲み、そこへアントンが客席に飛びこんで盛り上げる。DPG人気がすっかり浸透していることが伺えた。曲が終わるとブラピが再度登場して「2つの力をひとつにしてあの曲をやりたいの!」と2組が合体した“ドリームDPG”でDPGのデビュー曲「リングの魔物」をパフォーマンス。結局最後はまたしてもブラピとは仲間割れしていまったものの、最後はミスターの「Don’t Miss It!」が決まって大団円…かとおもいきや今度は元BiSマネージャー渡辺淳之介がリングイン!

「もうね、DPGとかブラピとかやってる場合じゃないんですよ! このロゴを見て!」とBiS風のロゴの紙を手にアピール。良く見ると真ん中のアルファベットが少し違う。「“BpS”、つまり新生プロレス研究会! 今後みなさんには“新生プロレス研究会”のDPGvsブラックDPGとして活動してもらいます」と宣言。さらに「そして僕がそのプロデューサーに就任させてもらいます。みなさんには非常に厳しいエモーショナルなものを味わってもらいながらやっていこうと思います」と告げるとメンバーは驚愕。物販では早速BpSのTシャツが販売されていた。OTOTOYではこの件についてDPG社長・成田大致に独占直撃してみたところ、「9月・10月に代官山UNITと東京キネマ倶楽部で渡辺淳之介からの刺客と戦うことになりそうだ」とのこと。詳細は明らかになっていないが、今後に注目だ。

神聖かまってちゃんの出番が終わりアントンが「特別ゲストを紹介します! 藤岡弘さんです!」と叫ぶと仮面ライダーのテーマがヒット、観客がどっと押し寄せた。「今のロックを聴いてたら、熱くなったよ!みんな燃えてるね」と第一声を上げると「みんな、愛こそすべてなんだ! アナと雪の女王を見ただろ? あれだって愛じゃないか。そうだろ!?」等々、熱いメッセージを残してステージを降りた。会場を歩いていると出演者があちこちを歩いているため、声をかけられて握手や記念写真に応じている。青森の広大な自然が出演者とお客さんの距離を縮めているのだろうか。ますます距離が縮まりそうな「マジンガーZ」のテーマに乗ってリングに現れたのはロックフェス初登場の水木一郎。誰もが知ってるアニソンでロックファン、アイドルファンのハートをガッチリキャッチ。「リング、いいですね。佐山さんという方がいて…」と佐山聡について語り出したから思わずハッとしたのだが、アニメ「タイガーマスク」繋がりの話のようだ。この日は「タイガーマスク二世」を歌った。後藤まりこはいつも以上の爆音を鳴らしてダイブ。客席から飛んでくるシャボン玉がなんだかシュールな景色を作り出している。

夕方近くなり西日が強くなった頃、リングでは「アイドル・ランブル」がスタート。アイドルとプロレスラーにまぎれ、ビッグダディの元妻、美奈子も登場。マイクパフォーマンスで高木三四郎を呼び込み、最後はアイドル・プロレスラー総出で男色ディーノに攻撃を仕掛ける展開で高木チームが勝利した。

ヒップホップ勢、田我流feat.stillichimiya、THA BLUE HERBのマイクリレーのあとはなぜかコカコーラのノボリを手に歌いながら斜面を降りてきた大森靖子。ピンクのテープが一斉に投げ込まれたリングに入るとアコギを手にマイク・スタンドを四方に設置して途中SPEEDの曲を交えながら熱唱。続くKING BROTHERSは、客席からマーヤがワゴン車の屋根に乗って登場。2組続けてのサプライズだ。「夏の魔物! いけますか~!?」と叫びながらステージへ。クライマックスではいつも地面に置くドラムセットやマイク・スタンドを花道に設置。最後は「ナツノマモノコール」、続いていつもの通り「ニシノミヤコール」を夜空に響かせて、帰りもマーヤを屋根に乗せたワゴンで走り去った。道場ステージを見に行くと向井秀徳ライヴ。入り口まで人が溢れていた。ちなみに夜になり移動中、首元に違和感を感じて払ってみるとデカいカナブン風の虫が! 慌てて虫除けスプレーを身体中に噴射した。

hy4_4yhはリングでのライヴはいまやお手のもの。初っ端からハイテンションでYAVAYを連発で盛り上げる。そして「みんなも歌ってよー!」と歌い出したのはなんとOasisの「Don’t Look Back in Anger」夜空にシンガロングが広がっていった。あたりがすっかり闇に包まれた頃、白い衣装に身を包んだでんぱ組.incがバンド・セットで登場(最上もがは体調不良により欠場)。激しいギターイントロに乗せてメンバーが登場すると色とりどりのサイリウムが迎え入れる。キレキレのダンスがタイトで重いバンドサウンドとよく合っている。発売間際の新曲「ちゅるりらちゅるり」からライヴはスタート。「なんてったってシャングリラ」を終えてMC。「今年はBRAHMANさんとダブルヘッドライナーです! 1年目はおはよう2年目はこんにちは、3年目はこんばんは、になることができました!」と成長ぶりをアピール。メンバーが歌いながら花道に一列に並ぶと周囲を取り囲んだファンはさらにテンションアップ。「くちづけキボンヌ」「キラキラチューン」と続けバックバンド、“でんでんバンド”のメンバーを紹介してラスト・ナンバー「Future Diver」でおおいに盛り上がってステージをあとにした。

フェスも佳境に入ったところでプロレスの試合が最後に待っている。福田洋&アントーニオ本多vs葛西純&沼澤邪鬼のタッグマッチだ。ミスター、アントンともに流血終始劣勢だったものの見事に逆転を…飾るかと思いきや、葛西のボディプレスの前にミスターがフォール負けを喫した。「勝ち逃げはしない、そのつもりがあるならまた来年」と葛西。ミスターがマイクをとり「成田は赤字ならもう〈夏の魔物〉はやらないと言ってるけど、俺はまた夜越山に来たい」とアピールすると大喝采。リングを去るミスター&アントンに大きな拍手が贈られた。

いよいよ大トリ、BRAHMANがステージに。両手を合わせて頭上に掲げるファンたち。オープングのステージからリングへと上がりTOSHI-LOWが口を開く。「ステージだろうがリングだろうが1時間押して人がどんどん帰ろうが(観客・笑)…今踏みしめている場所が俺たちのステージ、ここが俺たちの死に場所。短い夏の一晩、人生の全力を賭けてBRAHMAN、始めます!」そのままリング上で歌うTOSHI-LOW、曲は「賽の河原」。一気にスパークしたように観客がダイブを見せる。続いてステージにもどりマイクスタンドを高く掲げ、「露命」。血が沸騰するような興奮。BRAHMANを〈夏の魔物〉で見ることができて良かった。その後なんとステージにダイノジ大地がランニングシャツ姿でエアギターをしながら乱入。さらに大地は客席にダイブ。「大地! エアギター弾け!」とTOSHI-LOWも楽しげにギターアクション。後半、震災を想起させる描写が胸に迫る名曲「鼎の問」の熱唱やユーモラスかつグッとくるMCで見事にBRAHMANが〈夏の魔物2014〉を締めくくった。

早朝から濃厚極まりない出演者の連発に心地よい疲労を感じた青森の一日。10年目となる来年の開催があるかどうか、今はわからない。しかしDPGがまたも新展開に入ったことは間違いないので、ここから先をさらに注目していこう。(岡本貴之)

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