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出口治明流「考える力」を養う方法

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40歳までの10年間、僕らはどう過ごすべきか--。ビジネスマンとして勤め上げ、ライフネット生命保険株式会社を起業した出口治明さんに、アドバイスを求めた。

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10年後にどうなるか、それは誰にもわからないと思います。人口の減少や高齢化など、ある程度わかることもありますが、「9・11」や「リーマン・ショック」などのように影響が大きく突発的な出来事は誰も予測できません。10年後のことは、「何が起こるかわからない」という前提で考えたほうが正しいと思います。

では、どんな準備をしておけばいいのか。それはダーウィンが『種の起源』で書いている通りです。生存競争で生き残るのは強いものや賢いものではない。適者生存といって、環境の変化に適応できたものが生き残ることができるのです。だから、何が起きてもその変化に対応できるように、「体」と「頭」を鍛えておくことが非常に重要になります。

■体と頭を鍛えることが大切。「考える力」で変化に適応

具体的には、まず体調をコントロールする力をつけることです。たとえば、上司が部下に仕事を頼もうというとき、二日酔いでボーっとしている人に頼みますか。つねに準備をし、どんなことにでも対応できるように自分の体調をコントロールするのはすごく大事な能力だと思います。

次に本を読むことです。仮にもう一度「リーマン・ショック」が起きたとして、その過去を一生懸命に勉強した会社と何も勉強していない会社のどちらが対応できるでしょうか。当然、勉強した会社です。何が起こるかわからない以上、過去に起きたたくさんのケースを知っておき、変化に適応できるようにしておく以外に対処の方法はありません。ケーススタディには人の営みが記された本を読むのが一番ですが、読むなら古典です。ビジネス書がアマチュアの先生なら、古典はプロの先生。長い年月の中で古典が残ってきたのは、多くの人に選ばれてきたということなのです。

一番重要なのは、腑に落ちるまで自分の頭で考えることです。たとえ上司でも、納得できない話など聞く必要はありません。人間はハラオチすれば行動できる。どんな問題も納得するまで自分の頭で考える習慣をつければ、10年後に何が起きても対応できるはずです。

(真屋キヨシ/清談社)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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