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夫の家事に妻が注文つけたら「嫌がらせ」? 共働き研究所の「家事ハラ」に批判殺到

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夫の家事に妻が注文つけたら「嫌がらせ」? 共働き研究所の「家事ハラ」に批判殺到

夫婦ともにフルタイムで働いている家庭では、家事の分担がどうしても欠かせない。夫が積極的に炊事や洗濯を行なっている家庭もあるが、最近そうした夫の家事参加を巡って「家事ハラ」なる言葉が登場した。

この言葉は、旭化成ホームズの「ヘーベルハウス共働き研究所」が名づけたもので、家事に協力する夫に妻がダメ出しすることを指すという。同社が30代~40代で子育て中の共働き夫婦に調査を実施したところ、夫が家事を手伝っている夫婦は93.4%にものぼった一方、「妻の家事ハラ」を受けたことがあるという夫が65.9%もいたという。

干した洗濯物に「ちゃんと乾いてるか見せて」

同社はYouTubeに、家事ハラをテーマにしたPR動画も公開。夫が皿洗いをしていると妻が「お皿洗いありがとう。一応、もう一度洗っとくね」、干した洗濯物をしまおうとしても「ちゃんと乾いてるか見せて」と口を挟んでくる。

動画の最後には「妻の何気ない一言が、夫の家事参加をさまたげている」というコピーが流れる。たしかに、家事に参加する夫が妻に怒られてばかりだと少し気の毒になってくるが、ハラスメント(嫌がらせ)というにはちょっとキツい言葉にも感じられる。

ネットでは、予想どおり「家事ハラ」という言葉に対して批判の声が上がった。家事をする妻の立場から、作業工程や質が守られていないのを注意して改善を求めるのは「指導」であってハラスメントとは言わない、という意見が多い。

自らレシピ本も出すジャーナリストの佐々木俊尚さんも、「こんなことまでハラスメントと呼んでるのか。本来のハラスメントの意味の重みがどんどん軽くなってしまうのでは」と苦言を呈する。

また、「家事ハラ」という言葉の裏には、家事=妻の仕事という差別意識があると指摘する人もいる。作家の乙武洋匡さんが「そもそも、共働き夫婦なら『夫が家事を「手伝う」』という表現がおかしいよね」とツイッターでコメント。他のネットユーザーからも「分担する」「シェアする」という言葉がふさわしい、という声があがっている。

はてなの人気ブロガー、斗比主閲子さんも「家事ハラ」には「妻が家事をする価値観」が前提にあるとし、「夫はそれを手伝ってくれるのだから、もうちょっとプライドを傷つけないで優しく指導してあげてねって、どんだけ妻に甘えるんだ」と憤っている。

「家事=妻の仕事」を動かさない解決方法も

一方で、トラブルを避けるためには「家事=妻の仕事」という構図を維持しつつ、夫を上手に操縦するしかないという声も少なくない。さらには「夫には家事をさせない」という意見も。ネットメディアで活躍する20代の女性ライターはツイッターに、

「『ダメ出し』はしてしまうよね…それがイヤなのでうちは家事好きな私が100%巻き取る+夫に生活費の多くを担ってもらう方式。これでモメない」

と投稿している。あまり現代的ではないかも知れないが、家庭のあり方は人それぞれだ。

共働き生活の長い40代の編集者は「家事ハラ」について、「結婚生活の長い中高年には、この問題の対処方法はよく知られている」と冷静に語る。

「実は妻が夫の家事にダメ出しをするときは、家事以外に何か別の問題があるものなのです。家事以外で不満がないときには、夫の手伝いに感謝こそすれ、ダメ出しなどしないもの。夫は家事の上達ではなく、別の方法で妻の機嫌をとるべきですね」

まず欠かせないのは、「性能のよい食器洗浄機と洗濯乾燥機」を購入すること。さらにできれば「ロボット掃除機」もあるといい。その上で、休みの日には食事に連れ出し、炊事や後片付けの負担を減らしつつ「いつもありがとう」と感謝の言葉をかけることが大事だそうだ。

冒頭の調査によると、夫が「家事ハラ」を受けたことのある家事で一番多かったのが「食器洗い」で50.8%、次が「洗濯物を干す」で35.4%だった。確かに有能な機械にやらせる部分を増やせば、いろいろとストレスが少なくなるかもしれない。

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