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公開中止「かつ江さん」が物議醸す

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鳥取市が、戦国時代の鳥取城籠城戦のマスコットキャラクターとして、7月7日に「かつ江(渇え)さん」をホームページで公開したところ、批判のメールが寄せられるなどした。このため鳥取市は7月10日になり、急きょ公開を中止したことが議論の的となっている。

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2014年は、旧鳥取藩主池田家から鳥取城が鳥取市に寄贈されて70年となる節目の年であり、鳥取市で「第21回全国山城サミット」の開催が予定されている。このことから、2013年12月16日から2014年2月7日までの間で鳥取城跡のマスコットキャラクターを公募。2月20日には、最優秀賞として鳥取城をモチーフにした「とりのじょう」を決定していた。

「かつ江さん」は、その際に2点選出されていた「優秀賞」のうちのひとつ。朝日新聞デジタルなどによると、羽柴(豊臣)秀吉による鳥取城の兵糧攻め「鳥取の渇え(かつえ)殺し」に巻き込まれた民衆をイメージしているとされ、ツギハギのある着物を着て顔色は悪く頬はこけ、右手にカエルを持っている。なんともインパクトの大きいキャラクターだ。

今回、「かつ江さん」を公開した意図として、鳥取市は、

「羽柴秀吉による鳥取城攻めは、戦国時代を代表する籠城戦であり、多くの犠牲者を出した痛ましい戦いとして知られているが、戦いに巻き込まれた庶民の姿が描かれることが少ない」
「武力のぶつかり合いに巻き込まれ、飢餓に悩まされながらも生き延びた、庶民の逞しい姿を形象したものであり、『鳥取城の籠城戦』を考える上で、キャラクターとして公開した」

と説明していた。そして公開中止にした理由は、

「キャラクターの公開を続けることで、話題が鳥取城を離れて独り歩きし、上記の公開意図を逸脱する可能性が生じているため」

としている。「かつ江さん」をデザインした高藤宏夫さんはFacebookで、

「私の大好きな久松山山頂の鳥取城跡を少しでも多くの人に知って欲しいという想いを込め、皆様に愛されるよう自分なりに可愛いらしく描いたつもりでしたが、感じ方は人それぞれだと改めて痛感しております」

とコメント。これに対しては、「複雑な気持ちにはなったけど、改めて地元を大切に思えるきっかけになった」などと応援の声が多数寄せられている。一方ツイッター上には、

「かつ江さんを守れなんだか。。なにもない地域のゆるキャラて今回のように凄惨な過去の話とかマイナスイメージを逆手にとった意外性使って話題性を狙ってるくせに批判がでたらひっこめるなんてちょっと覚悟が足りないんじゃあないか」(原文ママ)

と、公開しておきながらすぐに中止にした鳥取市の姿勢に疑問を持つ声が多数見られた。

なお鳥取市は、公開終了後の取り扱いについて、画像及び名称の二次利用、二次創作及びその公表を禁止。公開終了以前に作成・公開された二次創作については、取扱要領の遵守および、名称・画像の公開の自粛を呼びかけているが、ツイッターなどでは「かつ江さん」の絵を描き、公開する人が続出している。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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