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性産業の「合同就職説明会」が話題 「積極的に表に出るべき」と評価する声も

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キャリコネが7月5日に公開した、都内大学における「性産業4社による合同就職説明会」のレポート記事には、ネット上で大きな反響が寄せられた。配信先のニコニコニュースなどで計1400以上のツイート、4000を超える「いいね!」が寄せられ、関心の高さが伺えた。

まず目につくのは、性産業そのものに対するネガティブな反応だ。企業の担当者は「普通の会社」と強調したが、一般的には性産業はアンダーグラウンドという認識が根強く、大学での説明会開催に疑問を投げかけるコメントが相次いだ。

「学生が勝手に性産業に行くのは自由だが、一応教育機関である」
「せめて大学の外でやってくれ」

「精神的に壊れる女性が多い」と懸念もあるが

学生が就職先として性産業を選ぶことを懸念する理由としては、「AVや風俗で働くことで精神的に壊れる女性が多い」「性産業で働くということは、自分自身が身体を売らなくても、どこかでそうした行為に関わるということ」という道徳的なものが多いようだ。

実際に性産業で働いていたという人も、「将来子供を持ったときに子供に対してきちんと説明が出来るか?」ということを考えて転職したのだという。ネットのQ&AサイトにAVメーカー勤務の男性が相談を投稿したときも、賛否両論が起こっていた。

一方で、肯定的な意見も決して少なくない。弁護士の落合洋司氏は以前、AV業界関係者に頼まれて刑事事件の弁護をしたが、そこで働いている人たちが「真面目で熱心」だったのが印象的だったとブログに記している。

性産業は人間の本能、欲求に根ざした「永遠に不滅」の世界であり、今回の就職説明会についても高く評価している。

「かつては考えられなかったもので、時代の流れをしみじみと感じますし、仕事というものを掘り下げて考えることはとても大切なことでしょう」

モノ作りの「心意気」に感動の声

男性向けアダルトグッズメーカー、TENGAの松本光一社長が語ったモノ作りの理念についても、「すごく納得した」「参考になる」という感想が多い。特殊な分野ともいえども、その心意気に感動した人も多いようだ。

「真剣さのない事業が続くわけない。TENGAだろうが何だろうが売れている製品の起源には真摯な心がある」

また、性産業こそ今回のように積極的に「表に出てきた方がいい」という意見も一部あった。風俗を含む性産業は「裏」であるがゆえに、女性の権利が整備されていなかったり、反社会的勢力とつながりが疑われていたりする部分もある。

日本社会では性の世界がタブーとされているために、関係者や企業が裏に隠れ、批判にさらされていないので、そのような悪習が温存されがちだというのだ。

海外では2000年にオランダで売春が合法化となり、売春婦が職業として認められた。これを機に「失業手当」も支給されるようになり、国が厳しく管理することで反社会的勢力の排除にもつながっているという。

このような例を踏まえると、性産業の大手企業が普通の企業のように「就職説明会」を開き、世間に開かれた場を設けることは、意外な健全化効果があるのではないだろうか。

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