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住宅購入、実家の近さと資金援助の関係は!? 2075人の調査で検証

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2006年以降に住宅を購入したママ2075人に、ウィメンズパーク(ベネッセコーポレーション)と共同でアンケート調査を実施。前回では「マイホーム購入、妻と夫どちらの実家の近くにする!?」について紹介しましたが(http://suumo.jp/journal/2014/06/24/64682/)、今回は、それと密接に関係する、「実家の近さ」と「金銭的な援助」の関係性についてデータと生声をもとに分析しました。

実家の近さを重視すれば援助はしてもらいやすくなる

夫、妻、もしくはその両方の実家から、金銭的な援助(土地の譲渡、建築費援助も含む)を受けたのは52.3%と約半数。内訳を見ると、夫の実家からの援助がやや多いという結果に。前回データの「どちらの実家の近くを重視したか」の設問で妻の実家に近いエリアを重視する人のほうが多い結果になったのとは対照的です。

データで検証 実家の近さと援助は密接に関係する?

【図1】住宅購入に際する援助の有無

では、実家との距離を重視するかどうかで援助の有無は変わってくるのでしょうか?アンケート結果を見てみると夫の実家に近いエリアを重視すると、「夫の実家からのみ援助があった」の割合が32.5%、妻の実家に近いエリアを重視すると、「妻の実家からのみ援助があった」の割合が24.3%と、明らかに「自分の実家に近いと援助をもらいやすくなる」という結果になりました。

データで検証 実家の近さと援助は密接に関係する?

【図2】実家の近さを重視する人別 援助の有無

「実家から15分未満」なら援助率はぐっとアップ

さらに実家からの距離でみてみると、実家から近ければ近いほど、援助を受ける割合は増えています。特に徒歩もしくは公共の交通機関を使って15分未満なら、援助の割合が高いという結果に。逆に3割強は実家からの距離に関係なく援助してもらっているようです。

データで検証 実家の近さと援助は密接に関係する?

【図3】実家からの距離別 援助の割合(妻と夫の平均値)

ただし、近くに住むことが援助の条件だったかと聞いたところ、ほとんどが「条件ではなかった」と答えています。

しかし、アンケートで細かく声を拾っていくと、「条件と言われたわけではなかったけれど、義母の選んだ土地に建てたので、今考えれば条件だったかも」、「近くに住むことになったら金額が増えた」、「特に強調はされなかったが、私の実家からはなんとなく近くに住むなら、という感じはあった」など、言葉として条件に出されたことはなくても、“暗に”、“なんとなく”、“前提としてあったかも”など、普段の会話や態度から、親からのメッセージを受け取っている様子が分かります。

金銭的援助以外にも近居のメリットは大きい

もちろん、子世帯側も単に「援助があるから近くに住む」と思っているわけではありません。子育て真っ最中の世代からすれば、子育ての助っ人として親を頼れるのが一番のメリットのよう。

特に共働き夫婦にとっては死活問題ともいえ、「子どもの発熱、急な残業など実家が近くなければとても仕事は続けられなかった」という6歳と4歳の兄妹を持つTさんのようなケースは多いでしょう。

小学生の姉弟を持つHさんは、自分たちが購入した新築のタワーマンションを見に来た両親が、環境と物件をすっかり気に入り、同じマンションに住み替えたそう。「毎日子どもたちは両親の家に帰宅。保育園時代と違って、学童クラブは延長保育がきかないので、助かりました」といいます。

もちろん専業主婦でも同様です。3歳の息子を持つSさんは「車で15分程度の実家には、週に1度ほど顔を出して、晩御飯まで呼ばれたり、用事があるときは預かってもらったり。逆に車を運転しない親に頼まれて車を出すことも多いんです」など、頼ったり頼られたりの関係を築いています。

近いからこそ考えたい、実家との関係性

メリットの多い近居ですが、「65歳未満で無職の親が近くに住んでいると、“頼れるでしょ”と思われるのか認可保育園の審査基準ではマイナス点に(※自治体により異なる)。娘は2年連続落ちました」というTさんのケースのように意外な落とし穴も。

また、夫の実家の近くに住むものの、姑も舅も高齢のため、「一度も子どもを預けたことはない。どちらかというと、私が将来の介護をするほうが可能性としては大きいかも」というKさんのケースもある。

親側も「こっちはこっちの生活があるからずっと頼られるのはちょっと…」と思っているケースもあり、「基本的には保育園や自分たちで。どうにもならなくなったときだけ頼る」というスタンスのワーキングマザーも少なくありません。

このように「実家の近くに住む」という選択は、金銭的援助、子育て協力というメリットが大きいもの。ただし、それぞれの家庭・それぞれの実家によって、事情や考え方が違うため、あえて口に出していないことも多く、難しい問題でもあります。

実家との物理的な距離の取り方だけでなく、どんな関係性を築いていきたいか(どのくらい頼り、頼られたいか、連絡や訪問の頻度は? など)についても、夫婦間で話し合っておくとよいでしょう。

次回は、マイホーム購入における夫婦の役割分担や揉め事について紹介します。

●SUUMO×ウィメンズパーク『妻から見た住まい購入に関する意識調査』調査概要
■調査期間: 2013年5月30日(木)~2013年6月8日(土)
■調査方法: インターネット調査
■対象: 日本在住の『ウィメンズパーク』会員のうち、2006年1月以降に住宅購入の経験のある既婚女性
■集計数: 期間内に回答のあったうち、25~49歳の既婚女性2075名(25~29歳:172名、30~34歳:678 名、35~39歳:773名、40~44歳:425名、45~49歳:27名)
%を表示する際に小数点第2位で四捨五入しているため%の合計が100%と一致しないことがあります
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/07/08/65199/

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