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脱ブラック企業は「○○○」から始まる。

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脱ブラック企業は「○○○」から始まる。

 最近、“ブラック企業”と呼ばれる企業からアルバイトが離職し、チェーン店の一部が一時休店に追い込まれたり、開店時間の短縮を余儀なくされたりして話題になりました。
 さらに、それらの企業が人を雇うために時給を高く設定するも、アルバイトは集まらなくなっています。これはつまり、人々が働きやすい環境を優先しているということを意味しています。

 “働きやすい職場”の一つの例は、ポジティブな雰囲気があるということ。そして、そんな雰囲気のある職場は売上も好調であったりするものです。
 『売上が上がる ほめる基準』(商業界/刊)の著者であり、コンサルタントの原邦雄さんは、コンサルタントになった当初「コンサルは現場を知らん」と言われ、「現場の気持ちが分かるコンサルになろう」と決意、ラーメン店の洗い場に転職し、その後店長を経験したという“現場”を知り尽くした男です。
 そんな原さんは本書の中で、「売上を上げるためには人をほめることが大事」と口酸っぱく言います。

■「ほめる」ことがもたらす3大メリットとは?
 どんな従業員もその会社で働こうと思って応募してきたはずです。だから、どんな人も高いモチベーションを維持していれば、ちゃんとパフォーマンスを出すことができるはずです。
 では、そのために経営陣や上司はどうすればいいのか。「ほめる」ことをするのです。
 原さんは部下や従業員を「ほめて」育成することに、3つのメリットがあるといいます。

【メリットその1】売上アップ
 まず1つ目のメリットは「売上アップ」です。
 お客様と接し、実際に売上を上げている人は誰でしょうか。そう、現場にいる従業員たちです。現場の従業員たちが暗い雰囲気で仕事をしていれば、お客様は寄り付かなくなります。また、気持ちのいい接客をしてくれるスタッフには、何度も会いたくなるというもの。現場の力あっての売上といえます。
 だからこそ、経営者は現場の従業員たちを信じて、ほめるべきです。経営者が「現場はがんばっていない」と言ってしまうと、彼らなりの頑張りを否定してしまうことになり、モチベーションの低下につながります。「自分は現場にはタッチできないから、もう十分がんばっている現場の行動や言動を見つけてほめてあげよう」と経営者側もがんばらなければいけないのです。

【メリットその2】辞めない
 続いてのメリットは「辞めない」です。
 原さんいわく、若者たちがアルバイトなどで求めていることは「業種」ではなく、「仲間」や「絆」「ほめる文化」なのだそうです。特に新人は敏感ですから、「この組織は自分のことを大事にしていてくれているかどうか」を察知し、もし大事にしてくれないと思えば、すぐに去ってしまいます。
 逆に、従業員を大事にする社風の会社には、人が集まります。そこから優秀な人材が育っていき、売上アップに貢献してくれるのです。

【メリットその3】採用費を削減できる
 優秀な人材を採用するために使う「採用費」は、軽くみられるものではありません。従業員が辞めるたびにまた採用広告をうって…などとやっていると、経営の圧迫につながります。
 企業側が何もしなくても良い人材が集まる会社になることが理想。それには「ほめる」ことで会社の雰囲気を良くすることが大事になります。従業員が辞めにくいということも強みですが、良い人材が集まるというのも大きな強みになるのです。

 本書は、新人や中堅スタッフに対する即効性の強い「ほめ方」を伝授する一冊です。
 スタッフの育成は長い時間が必要ですが、売上は一日一日が大事。だから、新人にもすぐにその持ち場で頑張ってもらえるように「ほめる」ことが求められるのです。
 「ほめることの大切さは分かったけれど、どうほめればいいのだろう?」という経営者や上司の方々にとって本書は大いに参考になるはず。従業員からブラック企業だと陰で言われる前に、「ほめる」ことの重要性を確認してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)

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