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松戸駅周辺をアートな街に?(2) クリエイター×地元の人で地域活性

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当サイトで先日ご紹介した、クリエイター向けの物件のサブリースを手掛ける、千葉県松戸市の「MAD City不動産」。その運営母体である「まちづクリエイティブ」では、不動産事業以外にもクリエイターの活動支援と地域活性を実現するべく、さまざまな取り組みが行われている。

松戸で「ものづくり」の機会を提供する

「まちづクリエイティブ」の活動については、「松戸駅周辺をアートな街に?(1) アトリエを目指してクリエイターが集結(http://suumo.jp/journal/2014/06/23/64686/)」の記事中で紹介したが、同社では住まいのサブリース業のほかにも、クリエイターのアイデアやものづくりへの欲求を具現化するためのサポートも行っている。例えば、地元商店の店舗改修にあたって、内外装のコーディネートを請け負ってクリエイターや建築家を起用し、実際に改修も手掛けるなどクリエイターに活躍の場を与えつつ、若い力によって街の活性化にもつながるような取り組みを積極的に企画している。

【画像1】MAD City不動産の入居者たちによって、内外装を一新した地元の提灯屋店舗。デザイン性の高さもさることながら、以前の店舗で使われていた木材を再利用するといったアイデアも盛り込まれている(画像提供:まちづクリエイティブ)

また、松戸市より委託をうけ、同市のアート事業に事務局としても携わっている。松戸駅周辺の町会をベースに地域団体を再構成し、アーティストも交えて地域活性をしようという『松戸アートラインプロジェクト(現:暮らしの芸術都市)』では、2011年よりコンセプト設計から協力。

例えば、駅前のビル内にある空きフロアを、国内外のアーティストが滞在できる制作拠点「アーティスト・イン・レジデンス」として整備し、多くのアーティストが松戸に集う仕組みをつくった。かつて松戸が宿場町として栄えていたころ、宿泊者が自分のつくった掛軸や書画を宿代として渡していたこともあったという話に着想を得て、「一宿一芸」というコンセプトにしたのだとか。

クリエイター×地元の人で若者を集める企画を

また、最近では飲み屋街である高砂通りの路上を開放して宴会場にする『高砂通り酔いどれ祭り』の企画運営も担当(2013年までは「暮らしの芸術都市」の一環で開催)。このお祭りならではなのが、参加者に公式コインを販売し、そのコインを使うとお店の看板料理を一口サイズで路上に持ち出せるという仕組みの導入。ちょっと入りづらい小さな居酒屋さんのメニューなども食べ比べができ、若い人たちからも好評だったそうだ。

【画像2】若い人もたくさん集まる『高砂通り酔いどれ祭り』。地元の人たちの活動への理解と共感がなければ実現できないイベントだ(画像提供:まちづクリエイティブ)

街と密接に関わるイベントやプロジェクトを推進するうえで、何より大切なのは人間関係の構築だとまちづクリエイティブのスタッフは話す。ちなみに、「まちづクリエイティブ」のメンバーは代表の寺井元一さんをはじめ、松戸には縁もゆかりもなかったそう。こうしたプロジェクトをはじめるにあたって、理解を得るのは難しくはなかったのだろうか?

「最初は企画書を持って、自治会の皆さんに向けて説明に行っていましたが、具体的に何をするのか分からないということで、賛同を頂くのが難しかったです。ですが、イベントなどを運営していくうちに段々と理解してもらうことができました。
ネクタイを締めて話をしにいっても駄目で、仕事や遊びをともにする、つまり日常生活を少しずつ共有させていただくことが重要だと気づきました。飲み会などに積極的に参加したことも大切な要素の一つだったと思います。松戸は江戸時代に宿場町として栄えた歴史的な背景もあってか、地元の人が外から来た人たちを快く受け入れてくれるところも魅力ですね」(まちづクリエイティブ・スタッフ)

クリエイターたちをはじめ、若い力が街に新鮮な息吹をもたらすこれらの取り組み。「まちづクリエイティブ」が地域の人とクリエイターの懸け橋として存在し、双方といい関係性を保っているからこそ実現できるのだろう。これからも、新しいライフスタイルを提案する取り組みや、今後の活動にも期待したい。

●MAD City
HP:https://madcity.jp/
●まちづクリエイティブ
HP:http://www.machizu-creative.com/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/06/27/65026/

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