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上司は自分で選べない でも「追放」に成功することはある!

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キャリコネさんに連載を持たせていただいて、3か月経ちました。お陰で読者の方から思った以上に反響をいただき嬉しい限りです。今後ともよろしくお願いします。

さて、今までは私の実体験を基に書いてきましたが、周りにも外食産業で働いていた人たちがいます。今回は、某イタリアンのファミレスチェーンに正社員として4年ほど勤めた友人から、話を聞くことができましたので紹介します。抱いたのは「どこの会社でも、同じような人間関係のもつれはあるんだなあ」という感想でした。(ライター:ナイン)

バイトからの突き上げと板ばさみになって…
画像はイメージ

会社では、上司や同僚を自分の力で選ぶことはできません。学生時代には、気に入らない人やグループとは付き合わないという選択もできましたが、社会に出るとどんなに嫌な人でも、毎日同じ職場で顔を合わせざるをえないことがあります。

その友人はある店に配属されたとき、問題のある店長の下に付いてしまったそうです。遅刻や急な欠勤は当たり前、さらにはアルバイトの女子高生に手を出してトラブルになることもありました。

こういった「素行の悪い店長」がいると、配属された正社員は大変です。店長の指示に応えつつ、担当する仕事をしながら、従業員の9割を占めるアルバイトの面倒を見て、ときには突き上げられ…。中間管理職のサラリーマンのような板ばさみになります。

友人は、アルバイトから寄せられる「店長に対するクレーム」が日に日に増していき、すっかり参ってしまいました。

「どうにかしてこれらの実態を、本部の課長に報告して一杯食わせてやろう」

そう考えていたある日、ついにその時が来たのです。ある日、店長と友人が2人で店を切り盛りしていると、お客様の呼ぶ声が。それは禁煙であるはずのトイレが「タバコ臭くてたまらない」というクレームでした。

自分ではないとすると、犯人は1人しかいない

いま飲食店のトイレは、大抵が禁煙です。清潔感には気を使っていますし、火災防止のスプリンクラーも設置されています。友人が「申し訳ございません。すぐに清掃いたしますので」と答えると、何やら言いたげなお客様。

「いや、まぁ、それはいいんですけど…。あの、これって従業員の人がトイレから出てきた後なんですよね」

と言うのです。犯人は自分じゃないとすると、1人しかいません。

店長はピークタイム後で疲れていて、一息つきたかったのでしょうか。それともやる気のなさが原因でしょうか。ともかく店長を呼んで謝罪させ、何とかその場を収めました。

友人はこの一件で、我慢の限界を超えたようです。清潔感に気を使う飲食店に勤務する社員の一人として、この行為がどうしても許せませんでした。店長からの「このことは内密に」という頼みも聞かず、今までの問題点とともに課長に報告しました。

課長もこの問題を重くとらえ、この店長を降格、さらには別の店へ異動させたそうです。友人は、ようやく「当たり前」の労働環境を回復して、安心して仕事に励むことができるようになったと振り返っていました。

これからも「舞台裏」を書いていきます

今回のエピソードは、会社のしくみの問題点ではなく、個人の資質を原因とするものではあります。しかし、そんな人間関係の問題も、働く本人にとっては「ブラック企業」そのものになるものです。

これからも私の体験と取材を合わせ、「外食産業の舞台裏」を紹介していきたいと思っていますので、私のブログのメールフォームからグチを吐いてもらえれば幸いです。記事の参考にさせていただきます。

特定の会社や、外食産業の問題点を指摘いただいても結構です。当然、秘密は厳守いたします。最後に、私の取材に快く応じてくれた友人には、この場を借りてお礼を言いたいと思います。どうもありがとう。他の暴露話は後々書いていくよ。

あわせてよみたい:元社員が語る「外食産業」の舞台裏 バックナンバー

【プロフィール】ナイン
北海道在住の20代後半の男性。大学卒業後、居酒屋チェーンWを運営する会社に正社員として入社。都内店舗のスタッフや副店長として約4年間勤務した後、「もう少し発展性のある仕事がしたい」と転職。現場を知る立場から、外食産業を頭ごなしにブラックと批判する声には「違和感がある」という。TwitterFacebookブログ

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