直帰女子に比べて「オタク」「暗い」? 「直帰男子」たちの生態とは

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直帰女子に比べて「オタク」「暗い」? 「直帰男子」たちの生態とは最近、ネット上では「直帰女子」という言葉が話題になった。仕事帰りに同僚や友人と遊びに行かず、家に「直帰」して一人の時間を大切にする女性たちのことだ。

5月22日のワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)では、PR会社のトレンダーズに勤める女性(26)の例が紹介されていた。18時15分頃会社を後にし、真っ直ぐ家に帰る。自宅で料理をし、出来上がりを写真に撮りフェイスブックにシェアし、ひとりで食事をするそうだ。

「みんなに見てもらえたり、褒めてもらえたりするのが楽しいので、こういう時間を週に2~3回は持ちたいなと思って、意識して帰宅しています」

男子も「帰りに食材買って土鍋で米炊いて昆布で出汁取って…」
化粧品会社カバーマークの調査によると、20~30代未婚女子の62.8%が、就業後ほぼ真っ直ぐ帰宅する「直帰女子」。この傾向にマーケットも注目しており、コンビニで塩分控えめの惣菜が開発されるなど、新商品が続々投入されているという。

確かに、新生銀行の「サラリーマンのお小遣い調査30年白書」でも、アフターファイブの過ごし方として、20代・30代男女の7割以上が「真っすぐ家に帰る」と回答している。ネットでは男性たちからも、こんな声も聞かれる。

「さしずめ俺は直帰男子だな。帰りに食材買って土鍋で米炊いて昆布で出汁取って…」
「かくいう私は『直帰男子』な訳ですが(笑) 一人直帰して、レンコンと肉の合わせ焼きみたいのを作るわけです」

家に帰って料理をするという意味では、前出の女性とあまり過ごし方は変わらないようだ。だが「直帰男子」の中には、「料理などまったくしない」という人もいる。

直帰男子の「理由」は人それぞれ
編集者の男性A氏(32)は週のほとんどを「直帰」する。弁当を買って家で食べるか、一人で手早く食事を済ませて家に帰るという。

「飲み歩くなど、外で楽しみを見つけようという発想がない。ほとんどの日は家でゲーム、DVD、読書などに費やしています」

外以上に、自宅に楽しいことがある、というのも「直帰」理由のひとつになるだろう。ちなみにこの男性は休日も「家でダラダラすることが多い」といい、「外でアクティブに活動する意味が見いだせない」と「リア充」たちに冷ややかだ。

テレビ制作の男性B氏(23)は、特に趣味もないが、いつも自宅に直帰している。その理由は「金欠」と「多忙」だという。

「外で遊ぶとお金かかるじゃないですか。僕みたいな安月給では、寄り道をする余裕もない。おまけに帰りは遅いですから、外でお金を使いたいとも思いません」

この男性には恋人もいないが、その理由も「だって、お金かかるじゃないですか」だった。節約というのも、直帰理由のひとつなのかもしれない。

反面、直帰女子の「休日」は…

IT企業勤務の男性C氏(29)も多忙だが、直帰の理由はお金よりも「健康」だと話す。以前に体調を大きく崩した経験から、無理をするのをためらうようになった。

「休日もマッサージや鍼灸院に行きます。コンディションが悪くなって会社に来れなくなったら食べていけない。調子を崩すのがイヤなので、夜はほとんどまっすぐ自宅に帰ります」

直帰男子にもさまざまな理由があるが、共通しているのはアフターファイブも休日もそれほど生活が変わらないこと。冒頭の直帰女子特集(テレビ東京)には、

「女性なら『直帰女子』ともてはやされるが、男なら『無趣味』とか『暗い』とか『何をしているかわからなくて不安』と言うんだろ?」

といった声もあったが、それは男女の過ごし方の違いも影響している可能性がある。ちなみに、直帰女子を公言している女性のフェイスブックを覗いてみると、休日は六本木で食事、バーでワールドカップ観戦、そしてゴルフと、自宅にあまりいない人が多いようだ。

これを聞いたC氏は、「休日のために平日は体力を温存しているのでは? 休日は楽しんだらいいと思いますよ」と他人事だった。

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