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6月は若手広告マンにとって試練の月 「頼むから早く帰ってきて…」

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6月、若手広告マンにとっては厳しい季節がやってきた。6月15日から24日まで、フランス・カンヌにて「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」が行われるからだ。なぜか?

広告業界ではこのイベントを「カンヌ」とだけ言うが、この時期になると各社のエラいクリエーターが日本を離れ、カンヌに行くからだ。もちろん、受賞する人、審査員をする人など、重要な役割を果たす人もいるものの、特に重要な用がないというのに「後学のため」「世界の最先端の広告を見るため」という理由をつけて約2週間、日本を離れる人もいる。

もちろん、これは正当な出張として認められるものの、若手からするとこの期間はエラいクリエーターと打ち合わせができない。エラいクリエーターは事前に部下に指示は出しておくものの、広告業界の会議においては、若手の意見は通らないことが多い。

あくまでもエラいクリエーターの意見に営業担当者やクライアントは耳を傾けるだけに、若いクリエーターが何を説明しても営業やクライアントは「で、○○さん(エラいクリエーター)は本当にそれを了承しているの?」といった懐疑の目で見られてしまうというのだ。だから仕事が進まず、若手クリエーターは仕事が進まないことを自分のせいにされ、フラストレーションが進む。

そして、この期間、エラいクリエーターはセレブっぽく楽しげにリゾート地のカンヌで羽を伸ばし、酒を飲む様子などをFacebookに公開する。若手クリエーターは「そんなこと自慢しないでいいから早く帰ってきてください!!!」とやり場のない怒りをぶつけるのである。

こういった伝統は昔からあり、特に若手が怒ったのが1998年だという。

というのも、この年は、フランスでサッカーW杯があり、この時に「カンヌに行く」と言いつつ、実際はフランス中でサッカーを見まくっていたエラい人も案外いたというのだ。

とある若手クリエーターは「受賞する日だけ行けばいいのに……6月は嫌いです……」とポツリとつぶやいた。

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