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トヨタ「ポルテ」CMのハトパパ(乙葉の夫)「中の人」が業界のタブーを無視して登場

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くまモン、ふなっしー、ガチャピンなど人気キャラクターの”中の人”。どんな人物がやっているのか詮索するのはタブーだったり、無粋なことだと思われがち。しかし、自ら堂々と中の人を晒しているレアキャラがいる。トヨタの小型車「ポルテ」のCMに登場するハトパパ(Mr.ポ)だ。乙葉さんを妻に持ち、可愛らしい女の子のパパなのに、なぜか頭部のみハトというとってもシュールなキャラクター。今回、AOLニュース編集部はそんなハトパパの中の人こと俳優の山本啓之さんに直撃インタビューを試みた――CMでは「ポー」としか語らない彼の心の声に迫る!

「マルモのおきて」から「空耳アワー」まで”中の人”は結構、売れっ子だった!

――取材を申し込んでおいて言うのもなんですが……中の人がこんな堂々と顔出しインタビューに答えちゃっていいんでしょうか(笑)

山本 たしかに、そうですよねぇ。(膝の上に置いてあるハトのかぶりものをさすりながら)

――そもそもトヨタやCM制作サイド、あとよくわからない偉い人から「中の人をやっていることは口外するな」みたいな約束はなかったんですか?

山本 なかったです。それどころかCMが始まった時に、すでに、トヨタさんのホームページに「ハトパパ(山本啓之)」って書かれてありましたから(笑)。あれを見て「あ、バレていいんだ」と認識しました。

――業界のタブーもあったもんじゃないですね(苦笑)。さて、山本さんは現在29歳。16歳の時に「劇団ひまわり」入団なので、役者歴は13年になりますね。手元の資料によると、過去の出演作品は阿部サダヲさん、芦田愛菜ちゃん、鈴木福君出演のドラマ「マルモのおきて」などメジャー作品から、タモリ倶楽部の人気コーナー「空耳アワー」のVTRなど、幅広い活躍をされていますね。そんな中で、2012年からハトパパの中の人として、役者人生に新たな1ページを刻むことになったと。

山本 そうですね。CMのオーディションではハトらしさを表現することが難しく、自分としてはかなり空振った印象があったので、絶対に落ちたと思っていたんですが……。いまだになんで自分が選ばれたのかよくわかってないんですよねぇ。

(※編集部註 制作スタッフに取材したところ、オーディションの選定理由は演技が自然だったことに加え、特技欄にパントマイムと書かれていたことだったとか。ただ、山本さんのパントマイム経験は「かじった程度」らしい)

中の人自身も驚く大快挙!ハトパパ、なぜか大物俳優らと初共演

――ハトパパをやって印象に残っているシーンってあります?

山本 “デビュー戦”は強烈でした。まだCMが流れる前だったんですけど、ポルテの発表会で、関係者や報道陣が700人くらいいる中で、ワイヤーに吊るされて登場することになって。でも、会場にいる人、誰もハトパパなんて知らないから、みなさんポカーンとしてるんです(笑)。

――CM出る前だと認知度ゼロですもんね。

山本 ええ。無反応の群衆を前に、ワイヤーで吊るされて登場して、着地後、自分でワイヤー外してステージから降りていきましたからね。ただ、その場ではイマイチでしたけど、すぐにネットで「あれはなんだ」って話題になったんですよ。

――顔だけハトの妙なキャラクターがいるぞっていう。

山本 そうそう。自分で言うのもなんですけど、ハトパパってよく見ると少し気持ち悪い。

山本 そういえば、一番最初の撮影の時、娘役の菜帆ちゃんがハトパパを見ると泣いて大変でしたよ。アレを被ってないときは笑って接してくれるのに、いざ被るともうダメで。

――あの和やかな雰囲気のCMからは想像もできない創作秘話じゃないですか(苦笑)

山本 ですよねー。近づく度に泣かれて撮影が中断するんですけど、乙葉さんがものすごくあやすのが上手で、菜帆ちゃんを元気にしてくれて。まぁ、僕はハトを被ったまま、ちょっと離れたところに立ち尽くすしかなかったんですが……あの時は寂しかったなぁ(遠い目で)

――話は変わりますけど、ハトパパっていろんな大物芸能人が出演している「トヨタウン」のCMにも出てますよね。

山本 そうなんです! ビートたけしさん、樹木希林さん、木村拓哉さん、佐藤浩市さん、堺雅人さん、反町隆史さん、前田敦子さん、笑福亭鶴瓶さん、満島ひかりさん、といった方々と並んでハトパパが出てるんですよ。

――カオス……いや、大抜擢ですよね。撮影現場で共演者の方とお話されました?

山本 ええ。たとえば満島ひかりさんには、撮影前のまだハトになっていない時に挨拶したら「あっ……(少し間があって)、そっか、いつもハトですもんね!」ってやたら嬉しそうにされましたね。前田敦子さんは「いつもハトパパなんですか?」ってストレートに聞かれてきたので「そうですね」と答えました。あと、ハトの頭をかぶった時の視界の範囲が気になったそうで、目の前で前田さんが「これ見えますか?」って動かれて、その都度、「あ、見えませんね」とか「それは見えます」ってやり取りをしました。

――なかなかシュールな絡みですね……。では、最後に今後の目標を。

山本 定年退職がない職業でもあるので、どういった形であれ死ぬまでずっと生涯現役で役者を続けていきたい。どんな役柄でも構いません。ちなみに2年間、ハトとしてワイヤーで吊るされてきたので、ワイヤーアクションは結構自信があるんですよねぇ。吊るされる役とかあれば、是非、挑戦してみたいです!

タブーを打ち破り顔だしインタビューに応じてくれた山本啓之さん。今後、役者としてブレイクすれば”中の人界のパイオニア”として歴史に名を刻むことができるかも? さらなる活躍に期待したい。

【動画】http://youtu.be/NqBFpDBsBKc

【参照リンク】
・トヨタ ポルテ
http://toyota.jp/porte/ 

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