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だらだら残業する職場(メカAG)

技術者は優秀だったのでいろいろ研究開発はしていたようだが、製品としてまとめる人間がいなかったので、せっかくのソフトウェアが世に出ず、当然開発者も面白くなく、どんどん優秀な技術者がAppleを去っていったような。愛する自分たちの会社が迷走するのを見ていられず、Appleを何とか救うために一生懸命作ったソフトウェアが、結局上層部から粗雑な扱いで捨て置かれれば、「もうこんな会社に未練はない」と、嫌気が差すよね。

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結局技術者レベルではいくら優秀でもどうにもならず、ジョブズが帰還してAppleの組織に大鉈をふるうまで迷走は続いた。BeOSとかCHRPとか、Pipin@とか、Coplandとか、Pinkとか、何をやってるのか、何をやりたいのか、外からはまったくわからなかった。技術力と人材の無駄使い。でもそれは内部にいた人間も同じだったのだろう。いや外部の人間よりもずっと悲壮だったのだろう。Apple製品に憧れて入った会社がそんな状態になると悲惨だよね。

まあ、ようするに会社が迷走している時、(現場の人間であれ経営陣であれ)個人を非難してもどうにもならない。辞めさせたり退陣させることはできるだろうけど、それで問題が解決するわけじゃない。あの頃のAppleは何人CEOが変わっただろう。スカリー、スピンドラー、アメリオ、彼らも無能では怠慢でもなかったはず。改革しようとしてもにっちもさっちも行かない…まるでソ連のゴルバチョフ改革を見ているようだった。

Appleですらそうだったのだから、この手の職場の機能不全は、なにも日本企業固有の問題ではないし、無能なオッサンのせいでもない。

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ところで元記事の著者は、自分がなぜそういう職場に配属されたのか考えてみた方がいいんじゃね。まあ、2年目というのだから、この職場はずっとこんな感じなのだろう。一部分だけの話をふくらませて書いてるのでなければ、転職した方がいいだろうね。

思考が「定時で帰る」方に向いてるのが気になるけどね。有益な仕事をしたいなら、山ほど与えられた仕事をどんどんこなしていけばいいんじゃないの?新人だと思って手加減して仕事を与えてたら、さっさと定時で帰ろうとするなら、「ならば手加減する必要なし」と判断されると思うけどね。倍ぐらいこなしてみて、それが評価にどう反映されるかだね。まあ、でもいまからそんな実験する気もないというなら、辞めるのもいい選択だと思うよ。

ようは会社で仕事をする以上、仕事のやり方やペースはその職場の流儀に合わせるべきだし、それが自分に合わないなら、さっさと転職すべき。

執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年06月13日時点のものです。

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