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希望を抱く子どもに育てる親の接し方

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「自分の好きなところ」を見つけられない人が大勢いる

子どもを育む立場の人であれば誰でも、「この子には自分を超える人になってもらいたい」と願っていると思います。子どもがイキイキと自分の思い描く夢に向かってチャレンジしている姿こそ、大人の希望でもあるからです。

「希望を抱く人間」とは、一言でいうと「自分を信じて、未来の夢や目標に向かってチャレンジする人」ではないでしょうか。これは子どもだけではなく、大人にも言えることです。あなた自身が今、希望を抱いて生きているでしょうか?その姿を目の前の子どもや若者に見せているでしょうか?

コミュニケーションセミナーで「自分の好きなところ&良いところ」を書きだすようお願いすると、年齢に関係なくピタッとペンが止まってしまう人がたくさんいます。「自分の好きなところや良いところがない」のではなく、「見つけられない」のです。これは、幼少期からのコミュニケーションが大きく影響しています。

大人の夢や希望を押し付けても自己肯定感は育たない

例えば、子どもが小さい頃は、ハイハイができるようになると「上手上手!」と認め、立って歩けるようになると「次はここまで来られるかな?」と、子どもの能力と未来の可能性を信じて励まし続けたことでしょう。「必ずできるよ」「できたね」と相手を勇気づけ、認めるコミュニケーションがあったからこそ、子どもは転んでも立ち上がり「自分の力で歩きたい」という希望を捨てずにチャレンジしたのです。

ところが、子どもが成長するに従って「子ども自身の希望」よりも、「大人の希望通り」に子どもを育てようとすることに熱心になり、もともとその子が持っている「良いところや素敵なところ」、そして何よりも「あなたはかけがいのない存在で大好きだよ」ということを伝えることが疎かになってしまいがちです。

また、ほかの子どもと比べて「できる、できない」といった「優劣」で評価され、大人の夢や希望を押し付けられたのでは自己肯定感は育まれません。自分が心から願う希望でなければ、人は頑張れないのです。人から押し付けられたり、人に与えられた希望に「価値」は感じられないものです。

子どもと同じ視線で、希望を語り合うコミュニケーションが必要

「サッカー選手になりたい」という子どもに対して、「もっと速く走れなければサッカー選手にはなれないよ」というような言葉がけをしたことはありませんか?これでは「足が遅いんだからサッカー選手になるのは無理」という評価が子どもに伝わってしまい、「自分は○○ができない人」「ダメな人」という自己否定感が強化されてしまいます。自己否定感を抱えている人に「もっと希望を持って」といっても、希望を思い描く力は湧きおこってきません。

むしろ「どのポジションをやってみたい?」「憧れの選手は誰?」「どうすれば速く走れるようになると思う?」「ほかにどんなことができたら、サッカー選手になれるかな?」など、子どもと同じ視線で一緒に未来への希望を語り合うコミュニケーションが必要です。子どもの心の中に「よし、やってみよう」「これならできるかもしれない」というワクワク感とともに、やる気や夢、目標が生まれてきます。

子どもは大人の鏡です。大人も子どもと一緒に未来の夢や希望を語り合い、お互いの夢を応援しあうコミュニケーションで自己肯定感を高め、ともに希望を抱く人間へ成長していきましょう。

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