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米カリフォルニアに漂着したヘルメット、東日本大震災で岩手宮古港から流出したものと判明

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 『岩手運輸倉庫(株)』と書かれたヘルメットが、米カリフォルニアで見つかったと、海外掲示板redditで話題になっていた。発見者はビーチのライフガード。

 投稿された写真によると、確かに日本語の文字で『岩手運輸倉庫(株)』と書かれており、色も黄色で日本の工事現場などで見かけるものに似ている。

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「岩手運輸倉庫(株)」と書かれたヘルメット

 最近カリフォルニアの海岸では、東日本大震災の時に流出したとされる漂着物が相次いでおり、恐らくその一つと考えられるが、念のため調べてみたところすぐに該当する社名が見つからなかった。
そこで、岩手にある倉庫、運送会社数社に事情を説明し情報提供を求めたところ、同県にある『宮古港湾運送株式会社』が震災より以前に吸収合併した会社であることが分かった。

「岩手運輸倉庫(株)」と書かれたヘルメット

 今回カリフォルニアで見つかったヘルメットについて、宮古港湾運送(岩手県宮古市)に話を聞いてみると「岩手運輸倉庫は、東日本大震災よりずっと以前に吸収していたが、備品だけは当時も使用しており、このヘルメットは震災の時、宮古港から流出したもので間違いない」という。

 宮古港から米カリフォルニアまで約8千キロ。今回取材に応じてくださった宮古港湾運送の方は「あの時は会社の何もかもが流されてしまい、全て海の中にあるものとばかり思っていたが、まさか3年もたってそんな遠くで見つかるとは……」と言葉を詰まらせてしまった。

 東日本大震災では、宮古港は甚大な被害を受け、3年たつ今でもその爪痕は深い。今回カリフォルニアで見つかったヘルメットが戻ることは、宮古港湾運送でも期待はしてないそうだが、震災から3年かけ漂着した品物。写真を投稿した人物が、今後大切に扱ってくれることを願わずにはいられない。

画像引用:
reddit pics

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