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社長が展示品!? 渋谷西武に現れた謎の設計室『明和電機ボイス計画・社長設計室』

明和電機ボイス計画

渋谷西武のB館8Fに美術画廊がある。周りには高級宝飾店や高級ブランドがあり、一般人に落ち着かない気持ちを抱かせるハイソな雰囲気をかもし出している。

その美術画廊のアートスペースに数日前、謎の設計室が現れた。

シンプルな机と椅子、机には奇妙な設計図が置かれ、周りには不思議な機械と楽器、壁には作業着もかかっている。当然周りの雰囲気とは全く合っていない……。

明和電機ボイス計画

明和電機』という名前を聞いたことがあるだろうか。知っている人は知っているだろうが、これは電機屋さんではない。「やったもんがち、とったもんがち」という社訓のもとに、日本の中小企業のスタイルで活動するアートユニットだ。

『明和電機』公式HP

人間と魚類の中間の顔をした13週目の胎児に似せて作られた『サバオシリーズ』、魚骨型電源用延長コード『魚コード』、アタマをコツコツ叩いて音を出すゼンマイ人形『ノックマン』、音符の形をしたさわって奏でる電子楽器『オタマトーン』、面白法人カヤックと共同開発のビンボーゆすり計測器『YUREX』 などは一般にも流通しており、これらを目にしたことはあるかもしれない。それ以外にも数多くの不思議な美しさがある”ナンセンスマシーン”を制作しており、『製品発表会』と称したライブ・パフォーマンスも行っている。所属はなんとあの“吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)”。

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<明和電機ボイス計画宣言>
「明和電機は歌うロボットを開発し、歌手として世界デビューさせることを宣言します。」
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明和電機から発表されたこの宣言をもとに、『「明和電機ボイス計画宣言」展』が2010年5月27日(木)〜6月6日(日)同じく西武渋谷店 B館8階で開催される。謎の設計室はその展示に先駆けたプレ企画展『明和電機ボイス計画・社長設計室』だった。

この設計室には、会期中夜な夜な明和電機社長が出勤し、歌うロボット『セーモンズⅡ』などのスケッチや設計を実際に行うという。描かれたスケッチは、その後に開催される『「明和電機ボイス計画宣言」展』で展示予定だ。こちらでは『明和電機ボイス計画』の全貌が明らかにされるらしい。

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『「明和電機ボイス計画宣言」展』
・会期:2010年5月27日(木)〜6月6日(日)
・場所:西武渋谷店 B館8階 美術画廊、オルタナティブスペース
・入場無料
 ※2010年5月30日(日)午後2時〜午後3時には明和電機社長・土佐信道氏が『明和電機ボイス計画』について解説するトークショーも開催予定

“「明和電機ボイス計画宣言」展” 『明和電気 ~社長ブログ~』より
http://maywa.laff.jp/blog/2010/05/post-6a0a.html

『明和電機ボイス計画・社長設計室』
・会期:2010年5月11日(火)~25日(火)
・会場:西武渋谷店 B館8階 オルタナティブスペース
・入場無料

”「明和電機ボイス計画 社長設計室」” 『明和電機 ~社長ブログ~』より
http://maywa.laff.jp/blog/2010/05/post-a795.html
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“「明和電機ボイス計画」宣言”については先日行われた『明和電機事業報告ショー2010』でも発表があった。

明和電機ボイス計画

明和電機が発表する新製品として『オタマトーンワッハゴーゴーモデル』、『オタマトーンカラーバリエーション』、『オタマトーンピッコロ(仮称)』、『オタマトーンジャンボ(仮称・展示作品)』などが紹介されていたが、その中でも社長がどうみても力を入れているだろうと思わせるものが『明和電機ボイス計画』だった。社長は1990年魚に喉を奪われる漁師の悪夢を見て以来、人間がどうやって声を出すのかということに心をひかれていたという。どうやらこのテーマにいよいよ本腰を入れて取り組もうとしているようだ。

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