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殺菌・除菌・抗菌は何が違うの?

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6月は梅雨入りの月。湿度も気温も上がって、ジメジメするイヤ~な季節だ。通勤時の不快感だけならまだしも、高温多湿はバイ菌が増殖する最適な条件。自宅のキッチンなどで調理をして、食中毒になってしまったら目も当てられない。なかには、「除菌ができる洗剤を使っているから大丈夫」なんていう人もいるかもしれないが、じゃあ“除菌”って何か説明できるだろうか? “殺菌”との違いはどうだろう? よく聞く“抗菌”は?

●洗剤+除菌成分で梅雨の雑菌を退治しろ

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「おおまかにいえば、菌をどれだけ減らすことができるかによって分けられています」と教えてくれたのは、花王で住居用洗剤の研究、開発に携わる岡野哲也さん。おおまかではなく、細かく話を聞いてもいいですか。

「菌の制御を示す用語には、滅菌、殺菌、除菌、抗菌などがあります。最も強力なのは滅菌で、菌を1/100万以下まで減らし、事実上死滅させます。熱湯消毒でも滅菌は不可能で、特別な処置が必要です。手術室など医療分野で使うことが多い用語ですね。殺菌も菌を殺す・死滅させることですが、程度を数値で表すことはできません。なお、この用語は医薬品や医薬部外品で使うことはできますが、洗剤や漂白剤などの雑貨品では使用することができません」

ということは、一般家庭で関係してくるのは、除菌からということか。

「除菌は元々定義が曖昧でしたが、消費者の混乱を避けるために、“菌を1/100以下まで減らせること”と業界で規定しました。ちなみに、この菌とは、黄色ブドウ球菌と大腸菌のこと。このふたつの菌は世の中の雑多な菌の代表のようなもので、この菌を減らすことができれば、大抵の菌も減らせることがわかっています」

ちなみに、抗菌は、菌の増殖・繁殖を防止する、こと。必ずしも菌自体を減らすわけではないので、抗菌だから菌が存在しない、というわけではないのだとか。だったら、抗菌で安心するんじゃなくて、しっかり除菌したいな。

「除菌成分には、アルコールや酢酸など様々なものがあります。意外と知られていませんが、リビングなどを掃除する洗剤に入っている陽イオン性の界面活性剤にも除菌効果があるんですよ」

なかでも、マルチな除菌効果をもつ成分が『次亜塩素酸ナトリウム』だという。なんと、大腸菌や黄色ブドウ球菌はもちろんのこと、幅広い菌に短時間で効果を示すのだとか。そんなすごい成分を使用している家庭用洗剤が、花王の『ハイター』シリーズだ。しかし、『キッチン泡ハイター』に『パイプハイター』、『強力カビハイター』など、種類がたくさん。いったい、何が違うのだろう?

「次亜塩素酸ナトリウムは汚れに弱いんです。そこで、キッチンやパイプ、浴室など、その場所の汚れに合わせた洗浄成分と併せることで、より効果的にしっかりと除菌ができるんです。」

ちなみに、バイ菌が増える条件は、栄養分(汚れ)、水分、温度の3要素。これが揃っているのが、キッチンや浴室だ。なかでもキッチンは、梅雨本番のこれからの季節は要注意。食中毒にも直結しかねない。そこでお勧めなのが、キッチン泡ハイターだ。スプレーするだけの手軽さと、泡で出てきて対象面にしっかりと付着するのがウリなのだとか。でも、使用時には炊事用手袋と保護メガネは必ず使用のこと。

「菌は、泥付き野菜や肉、魚についていることが多いんです。それらをまな板で調理した後は、一吹きしてしっかり洗い流すといいですよ。スプレーして30秒置いておくだけで、99.9%も除菌※できます。」

ちなみに、消臭効果もあるということなので、排水口や三角コーナーに使えば、手軽にイヤな臭いも抑えられる。梅雨本番を前に、上手に除菌して快適な生活を手に入れてみてはいかがだろう。

※プラスチック製まな板での除去率。すべての菌を除去するわけではありません。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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