ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

ハーバード大図書館、『人皮装丁本』3冊中1冊が99.9%の確率で本物と発表

DATE:
  • ガジェット通信を≫

ハーバード大学図書館が所蔵する『人皮装丁本』といわれる3冊の本の内1冊に、99.9%の確率で人の皮が使われていることが判明したと、現地6月4日に図書館公式ブログを通じ発表されました。

【関連:ハーバード大図書館の『人皮装丁本』3冊中1冊が偽物と判明】

ハーバード大学が所蔵する3冊の『人皮装丁本』といわれる本については、以前からその真偽が騒がれていましたが、内2冊は羊の皮を使った偽物という事が判明。

偽物の内1冊には「この本の装丁はWavuma族によって、1632年8月4日に生きたまま皮膚をはがされた、私の親友、Jonas Wrightが残したものである。この本はMbesa王が私に下さったもので、これは貧しかったJonasの持ち物の中でも意義のあるものであった。Jonasの皮膚は本を装丁するのに充分であった。冥福を祈る。」という意味深な記載があっため、3冊中特に注目を集めていましたが、近年発達したタンパク質の調査方法(ペプチドマスフィンガープリンティング)により、今年4月に偽物であるという事が発表され、世界中のオカルトファンから残りの本の分析が強く求められていました。
今回も同じ調査が行われ人の皮を使用した本だという事が分かったそうです。

この本は、フランス人小説家のArsène Houssaye氏(1815-1896)が書いた、死後の世界に関する「魂の運命」という本を、親友のLudovic Bouland医師に贈ったものが中身なのだとか。装丁は本の所有者Bouland医師が行ったようです。
そして気になる皮膚の持ち主は、フランスの病院に入院していた身よりのない女性患者のもので、脳卒中で死亡した後採取したんだとか。

こうした『人皮装丁本』の装丁技術は16世紀には確立していたとされており、当時は死刑された人の遺体や、医学解剖を行った人の遺体から採取し作られていたそうです。
世界各地の図書館には『人皮装丁本』と呼ばれるものがいくつか残されていますが、これらの由来はよく噂されがちな「悪魔崇拝」的な意味合いで作られたものでなく、あくまで医学研究の結果の副産物的な物が多いようですね。

参考:
Houghton Library Blog(Caveat Lecter)
Houghton Library Blog(Bound in human skin)
Des destinées de l’ame …

おたくま経済新聞の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP