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遠藤保仁 コートジボワールは「正直とんでもないヤツら」

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 ブラジルW杯で日本代表が躍進するカギは何か。日本代表メンバーの中で最多出場記録を持ち、代表のすべてを知る遠藤保仁(ガンバ大阪)に、日本代表男子最高得点記録保持者の釜本邦茂氏が迫った。

釜本:大会前の大事な時にありがとう。柿谷(曜一朗)には取材を断わられてしまったよ。

遠藤:えっ、本当ですか? すごいな、アイツ(笑い)。

釜本:時代は変わったな。まァそれはさておき、初戦まで1か月を切った。日本が入ったグループCはどんな印象かな。

遠藤:うーん、前回と同じ印象ですかね。前回も楽勝とは思いませんでしたが、メチャクチャ厳しいとも思わなかったので。

釜本:前回は初戦のカメルーン戦に勝てたのが大きかった。

遠藤:そうですね。決勝トーナメントに行けたのは、初戦に勝ったことで、3戦目のデンマークを相手に、いい条件(引き分け以上で予選突破)で戦えたからだと思います。その意味では今回も初戦のコートジボワール戦が大事です。

 実は前回大会の際、開幕直前の親善試合で対戦しているんですが、正直「とんでもないヤツらだ」と思いました。身体能力がズバ抜けている。その時の選手が多く残っているので、楽ではありませんね。

釜本:決勝Tに行くには、勝ち点5は取らないといけないね。

遠藤:最低でも4ですね。最初に2連勝できればいいですけど。

釜本:ザッケローニ監督はもう戦略を練っているだろうな。ザックはどういう監督なの?

遠藤:戦術はいたってシンプルで、難しいことは何一つありません。そのかわり要求が非常に高い人です。もちろん僕たちもそうやって精度を上げていかないと、上では勝てないことはわかっていますから、要求に応えるべく反復練習をしています。

釜本:最近の試合で、遠藤は途中出場が増えている。これもザックの戦略かな。

遠藤:昨年11月の、オランダやベルギーといった強豪国との親善試合からですね。あれは自分の足の状態が悪かったので、45分限定という制約があったんです。ただ監督としては、同じボランチの山口蛍を試す狙いもあったのかもしれません。

釜本:今年で34歳。体の衰えを感じることはない?

遠藤:体力的には落ちているはずですが、あまり感じないんですよね。翌日に疲れが溜まっていることもない。実は僕、連戦が好きなんです。週2での試合ペースだと最高ですね。試合で体調を整えられるタイプだから、いいのかもしれません。

釜本:何か特別な練習、体のケアなどはやっているの?

遠藤:やってないです。周りの選手は体にいいものを取りいれたりする努力をしていますが、僕は無頓着ですから(笑い)。マッサージも好きじゃなくて、年に1~2回しか受けない。これまで一度も大ケガがなかったのも大きいと思いますけど。

釜本:異常な体だな(笑い)。国際Aマッチ最多出場記録を持っているのも、その体があってこそだね。ブラジルの気候でも問題なさそうだ。

遠藤:はい、昨年のコンフェデ杯で本番と近い環境でプレーした時は少し暑いとは思いましたが、サッカーをするには問題ありませんでした。南米特有のスコールも大歓迎ですね。芝が濡れてボールが滑るほうが球足が速くなるので、パスにも相手DFが寄せづらくなる。パスでつなぐ日本の戦い方には有利です。

 ただ今大会は移動がかなり厳しくなりそうなので、注意は必要かもしれません。中3日と中4日の日程で、どのスタジアムに行くにも飛行機で3~4時間はかかる。特に初戦は夜10時にキックオフなので、その後の移動を考えるとホテルに入れるのは夜中の3時頃になる。神経質な選手は大変でしょうね。あ、僕は大丈夫ですけど(笑い)。

●遠藤保仁(えんどう・やすひと):1980年、鹿児島県出身。鹿児島実業高校卒業後、1998年にプロデビュー。現在はガンバ大阪に所属。2002年、日本代表(A代表)初出場、2014年5月26日現在で141試合出場(最多記録)。

●釜本邦茂(かまもと・くにしげ):1944年、京都府出身。1964年に日本代表初出場。1968年メキシコ五輪では7得点を挙げて得点王に輝き、銅メダルに貢献。日本代表男子、最高得点記録保持者(75得点)。

※週刊ポスト2014年6月13日号



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