体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

初心者注意!海外投資で犯しやすいミス

初心者注意!海外投資で犯しやすいミス
 今も昔も、「資産運用」「投資で利益を出す」「不労所得」は、庶民にとって夢のキーワードです。
 特に今は、投資先として国内だけでなく「海外」に目を向ける人も増えていますが、勘違いしてはいけないのは、海外に口座を開いて預金するだけではダメだということ。預貯金の利子が低いのは日本も海外も同じなのです。
 しかし、ファンドへの投資となると話は別。海外には、リスクを抑えつつも日本よりいい配当を得られる商品がひしめいているといいます。
 『厳選10本のお宝ファンドを紹介!初めての海外投資でしっかり儲ける本』(日本実業出版社/刊)はそんな海外ファンドへの投資ノウハウを、初心者が参入しやすいようわかりやすく解説した一冊。
 今回は、著者の森智紀さんにインタビュー!海外投資のポイントや落とし穴を教えていただきました。注目の後編です。

―これまでに体験した、海外投資での失敗談がありましたら教えていただければと思います。

森:山ほどあります。
始めたばかりの時は欲が出てしまい、ハイリスク・ハイリターンのファンドを購入して大きな儲けを狙ったのですが、下落してしまいましたし、別の海外ファンドは購入した時がピークで、そこから下落して今でもマイナスのままになっています。
また、海外の方が両替手数料が安いということを知らずに日本で外貨両替をしていたりと、大小たくさん失敗してきましたね。

―反対に、最大の成功談はどんなことですか?

森:大儲け、と呼べるような成功談はありませんが、長期運用をすれば、堅いファンドは確実に上昇しています。短期投資で大儲けという考えでなく、長期運用でじっくり増やすという考え方は必要だと思いますね。

―投資初心者にはハードルが高いイメージのある海外投資ですが、素人にでもできるものなのでしょうか。

森:ハードルが高いイメージがあるのは、言葉の問題があるからでしょうね。どうしても海外に投資するとなると英語が話せなくてはいけないと思いがちですが、投資自体は年齢制限さえクリアすれば、あとはパスポートがあれば誰にでもできますし、投資助言業の会社に相談するという手もあります。
不安があるならば、まずは国内外のいろいろなセミナーに参加してみるのもいいと思います。

―海外銀行に口座を開設する際に注意すべき点がありましたら教えていただけませんか?

森:銀行ひとつとっても、日本とは違うところがたくさんあるので、そういったところは注意しておいた方がいいでしょうね。
たとえば、海外は単独名義だけでなく、奥さんや子どもと一緒に二人の共同名義で口座を作ることができます。銀行によっては四人まで大丈夫なところもありますね。
また、ATMカードも日本の銀行のものとは違い、世界各国で使えるものが多いです。これは海外旅行の時に便利だったりします。
あとは、印鑑が不要でサインだけだったり、通帳がない代わりに毎月取引の明細書が送られてくること、毎月最低預金金額を確保していないと口座維持費を取られることなども大きな違いです。
日本人の多くはゆうちょ銀行や都市銀行、信用金庫しか信じていません。でも、一旦海外に行ってみれば、向こうの金融機関が問題なく、むしろ取引するには合理的で安全なことがわかるはずです。

―投資についてはいかがでしょうか?

森:基本的なことですが、為替の変動は考えておかなければいけません。
1000万円を1米ドル100円でドルに両替して投資した後、為替が円高に振れて1米ドル80円になったら200万円損することになりますし、円安に振れたら得をします。
また、ハイリスク・ハイリターンのファンドに投資しすぎないことも大切です。こういったファンドは運用がうまくいかずに大幅に下落したり、最悪の場合、ファンドが解散して投資額の30%くらいしか戻ってこないことだってあります。
だから長期投資を基本線に固いファンドを選んで投資した方が、いい結果は得られやすいと思います。
そして、投資の際に忘れがちなのがチェンジ手数料です。日本で円を米ドルに両替するのには、1ドルにつき1円、ドルから円にするのにも1円ずつ手数料がかかります。往復だと1ドルにつき2円の手数料がかかります。約2%の手数料ということで、海外で資産運用する場合は最低でもこれ以上のリターンがある商品に投資したいものです。
ちなみにチェンジは海外でするほうが安いですよ。

―投資において、もっとも大切にすべきことはどんなことだとお考えですか?

1 2次のページ
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。