今、なぜ「お麩」に注目が集まっているのか? その4つのポイント

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今、なぜ「お麩」に注目が集まっているのか? その4つのポイント
 最近、ダイエットに適した食材としてテレビや雑誌などで話題になっている食材といえば…? そう、日本の伝統的な食材として知られる「お麩」です! 4月に朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ)の人気コーナー「MOCO’Sキッチン」で麩を使った料理がリクエストされ、ネット上でも注目を集めたり、雑誌『VERY』5月号(光文社/刊)で「麩女子のパーティ・メニュー」としてお麩を使った料理の特集が組まれたほか、今日5月20日の朝の情報番組「あさチャン!」(TBS)でもお麩を使った料理が紹介されるなど、少しずつ「お麩ブーム」が広がってきています。

 お麩を使った料理といえば、「お吸い物」や「お味噌汁」が思い浮かぶ人も多いかと思いますが、お麩は何にでも合う万能食材! 軽くてふわふわという外見から、あまり栄養がなさそうに見えますが、実は冒頭に説明した通り、ダイエットに適した栄養を持つミラクルフードなのです。
 そんなお麩のすごさがよく分かる4つのポイントは次の通りです。

(1)植物性たんぱく質が豊富!
 お麩は小麦粉のたんぱく質であるグルテンに、小麦粉やもち米粉などを加え、加熱してつくります。だから、植物性たんぱく質が豊富で、脂質はごくわずか。つまり、高たんぱく質で低カロリーなのです。

(2)ミネラルもぎっしり!
 もちろんお麩の栄養はそれだけではありません。ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルもぎっしり。室町時代に中国から伝わったといわれ、以来伝統食として親しまれてきたお麩から、溢れるパワーを感じ取れるハズ!?

(3)お肌にうれしい成分も!
 お麩にはプロリンという、お肌のコラーゲンを生成するために必要な成分(アミノ酸)が豊富。プロリンは乳製品や大豆などに含まれていることで知られていますが、お肌のハリのキープや、肌荒れの改善が期待できるといわれています。

(4)食べ方もいろいろあります!
 使いどころの分かりにくいお麩ですが、実はいろいろな食材と合います。お麩自体にほとんど味がなく、スープや調味料がしみ込みやすいため、調理しやすいのです。肉や魚のかわりになったり、めん料理、パン料理、スイーツなどにもアレンジ可能と、まさに万能食材といえるでしょう。

 『シラサカアサコ+お麩研究部のお麩ごはん。お麩おやつ。』(主婦の友社/刊)は、お麩の食べ方の研究・調査をする「お麩研究部」の部長であるシラサカアサコさんによる、お麩のレシピ集。主菜、副菜、さらにはスイーツやスナックまで66の“お麩レシピ”が紹介されています。
 ここでは「お麩研究部」部員を対象にアンケートを行い、「好きなお麩料理」で見事1位に輝いた「麩レンチトースト」レシピを紹介しましょう。

麩レンチトーストの作り方
■材料

車麩…4個
(A)牛乳…1カップ
(A)砂糖…大さじ1
(A)卵…1個
(A)バニラエッセンス…少々
バター15g
メープルシロップ、粉砂糖…各適量

■作り方
1、ファスナーつき保存袋にAを入れ、袋の口をとじてよくまぜる。
2、さらに車麩を袋の中に入れ、袋の中の空気を抜いて口をしっかりととじ、冷蔵庫で1時間以上おく。途中で一度、袋の上下を返す。
3、フライパンを熱してバターをとかし、2を並べ入れ、両面をこんがり焼く。器に盛り、メープルシロップをかけ、粉砂糖を茶こしを通して振りかけ、でき上がり!

 「フレンチトースト」をまさかの「麩」で作ってしまうという意外性に驚いてしまいますが、これがまた絶品なのだとか。朝ごはんとして食べたいときは、前日の夜に卵液にお麩をつけておけば、朝は焼くだけになって楽ちんだとシラサカさんはいいます。また、バリエーションも豊富なので飽きずに食べられます。

 栄養豊富な日本の伝統食材「お麩」。これからの季節、ダイエットはもちろんのこと、食欲がないときでも重宝するはずです。お麩のレシピ集で、豊かな「お麩ライフ」をおくってみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)



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