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死者が蘇る可能性をマジメに考える

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人は死んだら二度と生き返らない。これは常識中の常識だが、それでも一度死亡宣告を受けた人が蘇生するような仰天エピソードは、意外と耳にするものだ。

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そういえば、告別式前夜に行われるお通夜には、故人が生き返る可能性を踏まえ、念のため一晩様子を見る意味もあると聞いたことがある。実際のところ、一度死んだと判断された人間が生き返る可能性はどのくらいあるのだろうか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみよう。

「人の死とは、内的あるいは外的な要因により、生命活動が“不可逆的”に停止した状態。臨床的な見地では、自発的な呼吸や心臓の活動が停止し、かつ瞳孔が完全に開いた状態をもって死と判断します。ただし、これらは近代の医学によって構築された判断基準。医学の黎明期においては、死を確実に見極める術や知識が不足し、誤診も多々発生したのではないかと推察されます。たとえば呼吸がかぎりなく低頻度で、脈拍や血圧が非常に低い状態に陥っていた場合、まだ生きているにもかかわらず臨終と診断されてしまうケースもあったでしょう」

つまり、死者が生き返ったというケースは、多分にヒューマンエラーによって起きたもので、医学が発達した現代ではそういった誤診が起こる可能性は極めて低いというわけだ。

「ちなみに、心筋や呼吸活動の頻度や、血圧などを著しく低下させる、テトロドトキシンという物質が存在します。これはふぐの毒として有名ですが、服用して昏睡状態に陥ったあと、12時間ほど死なずに持ちこたえることができると、目立った後遺症を残すことなく体の機能が復活するとされています。一説には、ゾンビ映画の元ネタであるブードゥー教の儀式に、このテトロドトキシンが入った薬が使われているといわれますから、生き返りの都市伝説の源はここにあるのかもしれません」

では最後に、今後の医学の進歩によって、死者を蘇らせられるようになる可能性は…?

「現代医学で一度死を判断された人を生き返らせるのは難しいでしょう。ただ、これから先、医療技術がいっそう進歩すれば、生死の定義そのものを再検討する必要は出てくるかもしれませんね」
(友清 哲)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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