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通訳はなし?相撲部屋の異文化対応

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史上6人目の外国出身横綱となった大相撲の鶴竜。近年、外国人力士の躍進はめざましいものがあるが、これだけ様々な国出身の力士が増えてくると、相撲部屋の生活やしきたりは変化しているようだ。

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たとえば初のエジプト出身力士・大砂嵐は、イスラム教徒のため、戒律により豚肉が食べられないが、ちゃんこなど食事の際には豚肉を抜いた食事が用意されているという。

「食事はどの部屋でもある程度、対応していると思います。たとえば別メニューの用意。一昨年引退したグルジア出身の黒海は、当初、白米にマヨネーズをかけるのを許されていました。他の例では米が食べられない力士のためにパンが用意されていた、というケースもありました」(『大相撲事件史』などの著者・荒井太郎さん)

ちなみに外国人力士が最も文化の差を感じるのは、実は大部屋だという。プライバシーを重視する外国人にとって、共同生活である大部屋はなかなか慣れずストレスも感じる。

「しかし、個室を設けるといったことはまずないですね。個室は出世した力士の特権。個室がほしければ強くなれ、ということです」

一種のハングリー精神を養う方法ということか。これは言葉の面でも同様だという。

「かつては通訳をつける部屋もありましたが、最近は皆無でしょう。というのも、過去、通訳をつけるなど待遇をよくすることで増長してしまった外国人力士がいたんです。だから今は親方の指導も単語と身振り手振りで、という光景が一般的。ただ、外国人力士は技術面など指導の理由や根拠の説明を求めることが多い。そういった点は丁寧に説明するなど対応しているのでは、と思います」

荒井さんによると白鵬らを筆頭に、出世する外国人力士は日本語がうまく、上達も早いという。現地の文化になじむのも修業のうち、ということか。日本人選手が海外で成功する条件にも似ていて興味深い。
(田沢健一郎)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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