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東京の「地ビール」飲みくらべ

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主に小規模な醸造所で造られ、銘柄の違いにより様々な味わいを楽しめる「地ビール」。この精魂込めて造られる高品質なビールを、「手工芸品(Craft)」にたとえて「クラフトビール」と呼ぶのも、今では定着してきた。地方の醸造所が独自製法によって少量生産…というイメージをお持ちかもしれないが、実は東京で造られている逸品もたくさんあるという。

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そのなかの一つが、「多摩の恵」。「明治20年に西多摩で造られていたビールを今によみがえらせた」と話すのは醸造元の石川酒造内売店「酒世羅」の店長・橋本恭男さん。

「主にドイツやイギリスなどから仕入れた原材料を使って天然水で仕込み、ろ過も加熱処理もせずに醸造した自然派志向のビールです」

主原料であるモルトやホップの爽やかな香りを活かした味わいが特徴的。ビール=苦い、と苦手意識のある人にも飲みやすいと評判で、年間約10万Lを出荷している人気のビールだ。

そのほか、浅草にあるアサヒフードクリエイトでは、「隅田川ブルーイング ヴァイツェン」を醸造。ヴァイツェンとは大麦麦芽と小麦麦芽を原料にしたビールで、リンゴやバナナの風味が香る、フルーティな味わいが特長。

また、墨田区で造られる地ビール、「ヴィルゴビール」も人気だ。常温性酵母を使い、短期間で発酵させる「上面発酵」のタイプで、ブドウ果汁を使用した「深川の赤」やコクの深い「深川の黒」など、ラインナップは豊富。

そのほか注目なのが、「練馬金子ゴールデンビール」。明治33年、金子丑五郎氏が麦の自然交配を進めてビール用の麦「金子ゴールデン」の育成に成功。それを使ってできたのがこのビール。苦みを抑えたほんのり甘みのある味で、シャンパンのようなキメの細やかな泡が特徴だ。

東京の地ビールはほかにも盛りだくさん。いろいろ飲みくらべてみては?
(伊藤裕/GRINGO&Co.)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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