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偶然のための準備をしよう(深水英一郎)

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ども、ガジェ通発行人ふかみんです。

先日、20万人以上のファンを抱える人気生主であり、ニコニコ動画でユーザーチャンネルを開設している恭一郎さんとゆっくり話す機会がありました。

恭一郎さんは、いわゆる雑談系生主さんです。明るいデブキャラで、声真似や歌が上手く、話す内容も飾らず、ストレート。芸もキャラクターも愛されています。

恭一郎さんに会うのはそのとき二度目。はじめて会ったのはユーザーチャンネルを開設したばかりの時で、彼自身、「ネットで食っていく」ということに本気で取り組んでいくべきなのか迷っていたようです。

しかし今回は、すっきり迷いなく、「ネットで食っていく」ということに取り組んでいこう、という表情をしていました。あくまで僕の直感ですが。

少しずつネットからの収入が得られるようになり、上手く行きだしたときに「迷い」が生じるというのはネットでの表現者によく見かける姿です。自分の普段の生活は大事にしつつ、余った時間で表現活動をおこなう。これを基本スタイルとし、コツコツ自分なりの活動を続けネットの中で認められてきた人たちがさらにステップアップを考える際、自分の普段の生活を変えなくてはいけなくなる時が来ます。

「プライベートの時間を削る」だったり「仕事をやめてネットの活動に集中する」だったり「地方から東京へ出て行く」だったり。

どれも大変な決断です。人生の岐路ですね。

これまで通り、無理せずやっていく、ってこともできます。それもネット表現活動のいいところ。

僕の場合、迷っている人には、そういうやり方を薦めることが多いです。

今の生活に別段不満がないんだったら、リスクを冒す必要はないですもの。趣味として割り切って楽しんで、それでお小遣いが入ればいいじゃない。最高です。

しかしその枠にとどまらず、自分の可能性に賭け、大きな一歩を踏みだそうという人もいます。
恭一郎さんは、その段階に近づいてきているような予感がしました。

仕事柄、ネットで有名になった人の話を聞くことも時々あるのですが、そういう人のこれまでの歩みをなぞっていて感じるのは、ネットで有名になっていく道は一本調子の上り坂じゃないんだなということです。まぁ、そういうラッキーな環境を与えられた人もいるかもしれませんが、自力で這い上がってきた人は低迷と成長を繰り返してきたという話をよく耳にします。
低迷はいつまで続くか予想もつかず、そして成長は突然に。

例えば、
「たまたまあの動画がヒットした」
「たまたまTwitterで話題になった、2ちゃんで話題になった」
「たまたまニュースサイトに掲載された、ほんでヤフートップ載った」
「たまたまテレビで紹介された」

こういう時に、グンと伸びている。
まぁ「偶然」ってことになるんですが、確かに言えるのは、これまでやってきた地道な活動がなければ、この偶然も得られていないということです。偶然を迎え入れるためには準備が必要なのだということです。

世の中これだけ多くのコンテンツがあり、目立ちたがっている人も沢山居る。
そんな中で大事なのはやはり日々の研究をおこたらずトライし続けること。

これは、ネットで表現する個人だけではなくて、企業のつくるコンテンツに関しても言えることだと思います。必ずヒットさせるコンテンツをつくるというのはなかなか難しいですが、トライし続けることが重要です。

可能性を掴む努力をしながら継続すること。
日々、偶然のための準備をし続ける、ということです。

そんなに重く考える必要はありません。
なにが素敵かって、別に人生捨てなくても、ネットの場合、日々の生活はそのまま送りながら余った時間で偶然待ちができるんですから。

恭一郎さんは、ニコ生が始まった当初から放送を続け、いくつかの偶然に背中を押されながら可能性の扉をこじ開けました。

ネット動画や生放送の世界はまだ混沌としていて、先頭集団も確定はしていません。これからどういう人が出てくるか、楽しみです。

恭一郎さんのチャンネル『恭チャンネル』
http://ch.nicovideo.jp/kyouchan3d

(深水英一郎/ふかみん)

※この記事は「ブロマガ著者のためのニュースレター『ブロマガプロフェッショナル』2014年3月31日号」に掲載された原稿に加筆し転載したものです。
ブロマガプロフェッショナル
http://ch.nicovideo.jp/blopro [リンク]

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記者:

やわらかニュースサイト『ガジェット通信』発行人。未来検索ブラジル・東京産業新聞社社長。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラクターに興味がある。好きな食べ物はシュークリーム。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

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