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便利さを少し手放して生きることの大切さ

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 エアコン、自動車、パソコンなど、技術の発達によって、私たちは便利で快適な生活を送ることができている。これは幸せなことだが、反面、この便利さに私たちの心身が対応できずにさまざまな病気や老化を生んでいるのも確かなこと。
 これを防ぐために、現代の「便利」を少しだけ手放してみるというのも1つの手段だろう。

 本書『一生若くいられる「都市型原人」という生き方』(青木晃/著、マキノ出版/刊)では、都市型原人生活のポイントと具体的なノウハウをアンチエイジング(抗加齢)の専門医である青木晃氏が紹介する。

 本書のタイトルにもある「都市型原人」とは、今の時代のグッズやネットワークなども活用しながら、生活に原人的な感覚を取り入れようというもの。
 都市型原人生活でポイントとなるのが、「重力を感じる」「地球時間で生きる」「五感を取り戻す」「原人感覚」の4つだ。

 例えば「重力を感じる」というのは、体の筋骨格系を丈夫に保つには地球ならではの重力をしっかりと筋肉に感じさせることが重要であるということ。極端な話、宇宙にいった宇宙飛行士は、骨や筋肉がみるみる衰弱する。地球上でも重力を感じない生活を続けていると、筋肉や骨はどんどん弱っていくものだ。
 では、筋肉に重力を感じさせるにはどうしたらいいか。最も簡単なのは、歩く機会を増やすこと。車やエレベーター、エスカレーターを日々、無意識に利用していると、重力を感じない時間を作ることになる。「少しの距離なら車に乗らず歩く」「できるだけ階段を使う」などを心がければ筋肉や骨が強化され、アンチエイジングにも役立つ。

 人体は持っている機能を使ってこそ、健全さが保たれるようにできている。そのため五感をフルに使わなくなり、鈍ってくると、ますます使わなくなるという悪循環に陥ってしまう。
 五感を通じて人体に与えられる刺激は、脳を活性化させたり、自律神経の働きをよくしたり、ホルモンのバランスや代謝を整えたりという幅広い働きをする。この刺激が乏しくなるとさまざまな不調や病気を生みやすくなる。
 エアコンによって、ヒトの大切な機能の1つだった「体温調節機能」がしだいに鈍ってくる。この機能を呼び起こすには、暑い夏には汗をかき、寒い冬は鳥肌を立てることこそ重要となるという。

 便利で快適であるがゆえに、ついつい楽な方に行きがちになってしまう。それは階段を使わずにエスカレーターを使用したり、エアコンの効いている部屋にずっといたり、生活のちょっとした場面にも見ることができる。こうした場面で階段を上るなど、体を動かすこと。そのちょっとした積み重ねが、健康や若さを保つ身体作りにつながるのだろう。
(新刊JP編集部)



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