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ビッグデータでうつの前兆を予測?

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近年「うつ」の増加が社会問題化し、厚生労働省は2010年1月に「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」を立ち上げ、「誰もが安心して生きられる温かい社会づくり」(同省HPより)を目指す対策を検討している。そのような状況のなか、ビッグデータの手法を活用して、うつ病で休む前兆を見つけ、会社に警告を送るサービスが登場。しかし当の会社員の反応は微妙だ。

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このサービスは、人と組織の才能を引き出すタレントマネジメントサービスを行う「サイダス」が提供するもの。2月9日付の朝日新聞によれば、約3万人のサラリーマンのデータを集め、うつ病で休んだ人の性格の特徴、病気にかかる前の勤務状況を分析することで、うつの前兆を発見したという。

具体的には「週2回遅刻し、月2回欠勤」「月曜と火曜の欠勤が多い」「午後10時以降の残業が頻繁に続く」といったケースが、危険な兆候にあたるという。同記事はすでに1000件以上もツイッターユーザーに引用されているが、その評価は割れている。記事を引用した人のツイートを見てみると、

「社員の健康管理は外部がやってくれる、このサービスいいな」
「一つの判断ってところだね。ギリギリまで我慢してしまう人もいるし…」
「ここまでできるとは…。ビッグデータすごいですね」

と、サービスを評価する声もあるものの、

「うつになりそうな人は長期休職する前に辞めさせられたりとかありそうで怖い」
「兆候を見つけたら即クビですね、分かります」
「鬱の人を探すより、鬱の原因を作る上司を見つけるサービスの方がほしい」

と、サービスを疑問視したり、抵抗感を覚える意見も多数登場。また、「週2回…」「月曜と火曜の…」といった兆候については、

「遅刻や欠勤の多いヤツは大丈夫だよ。ヤバイのは無遅刻無欠勤で毎日残業してるヤツ」

と、いった声もあがっている。

このように労働者側からは厳しい声が多かったこのサービスだが、危険かどうかは「圧迫型」など上司の性格もふまえて判断されるという。ツイッター上には、「こんなサービス使う以前に、上司や管理者が気づくだろう」といった声もあがったが、“気づかない上司や管理者”が多いからこそ、このようなサービスが登場したのも事実。ただしツイッターを見る限り、現場の抵抗感は根強いだけに、雇用者側はサービス利用に慎重な姿勢が要求されそうだ。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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