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緊急座談会「どうなる大阪? 大阪市長選、国家戦略特区の展望」

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岸 博幸 慶應大学教授、大阪府・市特別顧問
原 英史 株式会社政策工房代表取締役、国家戦略特区WG委員、大阪市人事監察委員

<今回の市長選で、「国家戦略特区」指定に赤信号?>

(原)大阪はまた大変なことになってきましたね。今回の市長選は、どう見ていますか?

(岸)少なくとも市民レベルでは市長選は全然盛り上がってないね。ただ、今回の市長選で、あまりみんな気がついていないようだけど、3月に予定される国家戦略特区指定との関係が難しくなってきた。市長選と特区選考のタイミングがちょうど重なって、特区指定は微妙なのでは?

(原)たしかに、「国家戦略特区」は、担当大臣、首長、民間代表の三者で「区域会議」を作り、いわば特区の「ミニ独立政府」のように思い切った制度の導入・改革を進めていくことが最大のポイントです。
首長がどうなるか不明な状態というのは、指定にあたって、非常にネガティブな要素と言わざるを得ません。

<民間主導で「ミニ独立政府」の準備会議を>

(岸)しかし、大阪が「国家戦略特区」にならないのでは、話にならないね。
 もともと、大阪は商人の町、民の都。役所には頼らず、民間主導で「ミニ独立政府」を事実上立ち上げてしまえばいいんじゃないかな? 「大阪都構想」と「特区」を大阪活性化の二枚看板にすべきだよね。

(原)2月13日(木)に、岸さんも参加して、「国家戦略特区シンポジウム@関西」が開催されますね。岸さんのほか、
・橋下改革の最高顧問格であり、国でも内閣参与を務める堺屋太一さん、
・国家戦略特区諮問会議民間議員を務める、特区のキーパーソン八田達夫さんらがパネリストとして参加。関西経済界の方々も大勢集まる予定です。
 これは、まさにそうしたチャンスになるかもしれませんね。
大阪では、国や自治体の動きを待つのでなく、民間主導で「ミニ独立政府」を作ってしまえばいい。13日のシンポジウムは、その第一回準備会議にしてしまったらどうでしょう。

(岸)逆に、この13日のシンポジウムで、関西特区の具体プランや、ミニ独立政府の姿が浮かび上がってこないようなら、特区指定は厳しくなる可能性が大きいと言わざるを得ないな。
ぜひそうした議論を活発にできるよう、参加者を交えたディスカッションの時間もたっぷりとるようにしよう。

(原)2時間の議論では収まらないぐらいに活発な議論を期待しています。もし参加者との議論が時間内に終わらなければ、終了後に、一部のパネリストが残って対応いただければと思います。私も当日は会場に行ってお手伝いしますので、よろしくお願いします。

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「国家戦略特区シンポジウム@関西」

○テーマ: 「国家戦略特区をどうつくるか」
○日時: 2014年2月13日10~12時
○場所: 大阪大学中之島センター
○パネリスト:
 堺屋太一  作家、元経済企画庁長官、内閣参与、大阪府市特別顧問
 八田達夫  大阪大学招聘教授、国家戦略特区諮問会議民間議員、国家戦略特区WG座長
 木村皓一  三起商行株式会社代表取締役社長
 岸 博幸  慶應義塾大学教授、大阪府市特別顧問
 磯山友幸  経済ジャーナリスト <進行>
○主催:NPO法人万年野党、後援:関西経済同友会
○参加費: 5000円
○参加申し込み: 以下サイトから
http://yatoojp.com/2014/01/17/76/

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