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レクサス、ベンツ…高級車カフェ続々

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アベノミクスの効果からか、日本国内では高級車の販売が活況を呈しているという。2013年は、国産車ではレクサス、外国車では、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWなどがいずれも前年を超える販売台数を記録している。株価の回復で懐が暖かくなった富裕層を囲い込もうという狙いだろうか、東京都心部では、自動車メーカーが手掛けるショールームの充実に拍車がかかっている。昨年新しくオープンした店舗をはじめ、従来の自動車ディーラーとは違う、一風変わったショールームを紹介する。

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■レクサスがオープンさせた、ブランド体験スペース

まずは、2013年8月表参道にオープンしたレクサスの「INTERSECT BY LEXUS(インターセクト バイ レクサス)」を訪れた。「都市とつながり、人と人、人とクルマが交わる」をテーマにしたレクサスブランドの体験スペースで、クルマの展示スペースのほか、カフェやレストランを併設する。店舗をデザインしたのは、国際的に活躍するインテリアデザイナーの片山正通氏。高級感がありながらも落ちついた店内は、細かなところまで「ホンモノ」を追求している。

店内に入ると、まずクルマではなくコーヒースタンドがある。このコーヒースタンドはノルウェー発のコーヒーバー「FUGLEN」とのコラボレーションによるもので、「街一番のコーヒー」をコンセプトにしたという。

その先はクルマの展示スペースとなっているのだが、ただ新車が飾られるわけではない。「ガレージ」と名付けられているこのスペースは、現行のレクサス車は展示されず、レクサスのコンセプトカーやアート作品などが飾られているのだ。さらには、展示企画によっては、クルマの展示がない場合もあるというから驚きだ。なんとこのショールーム、クルマを買うことができないショールームなのである。つまり、「レクサス」というブランドを発信するスペースとしての役割を担っているのだ。

2階には、フードプロデューサーの田島大地氏がメニューを監修するビストロと、レクサスが「日本の匠と共に提案するライフスタイルアイテム」をコンセプトにした「CRAFTED FOR LEXUS」のショップが設けられている。

さらに、地下には「秘密のスペース」がある。公式サイトでは紹介されていないが、パーティーやイベントを行うことができるスペースが用意されているのだ。ここはまさしく「隠れ家」で、世界的に名のあるクリエイターがイベントをしたり、秘密のミーティングが行われたりするそうだ。

ショールーム全体のコンセプトは「Mr.LEXUSの部屋」(レクサスが考える「クールでかっこいい、おしゃれでクリエイティブ」な架空の人物)というコンセプトで統一されている。レクサス インターナショナルのグローバルPRコミュニケーションを担当する河辺徹也氏は、「INTERSECT BY LEXUSを通じて、お客さまに新しいライフスタイルを発信していきたい」と語る。

INTERSECT BY LEXUSを取材して一番驚いたのは、トイレだ。鏡張りの壁全面にミニカーがギッシリと飾られている。並んでいるのはレクサスのクルマだけではなく、世界中の名車。いつまでも眺めていたくなるこのトイレは、「東京で一番楽しいトイレ」だと思った。

INTERSECT BY LEXUSは今後、ドバイとニューヨークにもオープンするという。クールでかっこいい「Mr.LEXUS」の部屋が、世界中で話題となる日も近いだろう。

■高級車メーカーの「カフェ併設ショールーム」

一方、ドイツの高級車メーカー メルセデス・ベンツは「Mercedes-Benz Connection(メルセデス・ベンツ コネクション)」を2011年7月、六本木にオープンしている。当初18カ月間の期間限定で開設されたこの施設は、90万人以上の来店者があったことから、期間終了後に移転し、再オープン。こちらもカフェとレストランが併設され、なかでもレストランの「UPSTAIRS」は、ミシュラン2つ星シェフの飯塚隆太氏がメニューを監修するという本格派だ。

明治通りに氷山のような外観のショールームを構えるのはアウディ。「Audi Forum Tokyo(アウディ フォーラム 東京)」は2006年12月にオープンした、この分野では「老舗」である。1階部分はショールームになっており、最新のアウディが展示されている。2階にはカフェもあり、特別メニューのドリンクを味わいながら、クルマ選びを楽しむことができる。

これまで高級車に接する機会といえば、自動車ディーラーを訪れるのが定番だった。ところが最近は、それぞれのメーカーが工夫を凝らした体験型のショールームを設け、アートの展示会やイベントを行うなど、これまでとは違ったアプローチで顧客に自社ブランドをアピールしている。

いずれのショールームも、クルマを買う予定がなくても楽しむことができるので、デートやショッピングの息抜きに、足を運んでみてはいかがだろうか。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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